春眠よやめとばかりにぐるぐるり

※しゅんみんよ やめとばかりに ぐるぐるり


今日はお休み。

目覚ましも、スマホのアラーム音もいらない、素敵な春の朝。


二度寝も、なんなら、三度寝もできる。


でも、君はさっきから隣で喉をぐるぐる鳴らしているね。


ご飯と水は、ちゃんと出してあるのに。


春の眠りから目覚めて、愛猫自分のところに戻ってきなさい、と言われているみたいだ。


どうしようかな。


起きようと思えば起きられるのも、ばれているのかな。


あ、ついに、ぐるぐると喉を鳴らしながら、ぐるぐると回り出した。


これは、降参しないといけないかな。


二度寝、三度寝は、また今度にしようか。



※やめ、には止め、と、已め、を掛けております。

ぐるぐるり、は喉の音とぐるぐる回るのぐるぐるりです。

ごろごろり、とも迷いましたがごろんごろんで一緒に春眠を楽しんでしまいそうですので、こちらにいたしました。


※季語は、春眠です。


※本句は前句に続きまして虹乃ノラン様の近況ノートから詠ませて頂いております。

こちらにつきましても作句をご快諾頂きました虹乃ノラン様には改めて御礼を申し上げます。

誠にありがとうございました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る