11話

茉莉花side

「お邪魔しまーす!」

「久しぶりね!茉莉花ちゃん!」

私たちはお父さんが出張の間全部荷物を蓮実さんの家に運び、実家にあるものは全てフェイクのものを用意した。

「しばらくはコリアンダーもハイドレンジアのみんなもいるから安心して。」

「本当にありがとうございます!」

蓮実さんの家は本当に豪邸で私も昔迷っていたが、今ではよく来るからどこになにがあるか分かるようになった。

「前は私の離婚でたくさんの人が集まって今度は陽葵ひまりかー……」

「お母さんのことについては協力して頂いてありがとうございます。」

「ううん!いいの!私のときも影から支えてくれたから!」

蓮実さんも私のお母さんも強すぎる……!私もいつか2人みたいな強い人になりたい!と思った。こんな戦いの日に平和が訪れるよう私は心から願っていたが……





陽葵side

「んー!次はどうしようかなぁ」

夫が出張という名の不倫旅行中私は家で忘れ物がないかチェックしていた。すると智洋から電話がきて

「どうしたの?」

「ヤバい!お前の旦那お前が離婚しようとしてるの気づいたかもしれない……!」

「どういうこと!?」

私は普段落ち着きのあるほうだが、このことばかりは落ちついていられなかった。智洋が送ってきた動画中にあることが分かった。

「嘘でしょ……!」

それは私たちコリアンダーが集まってる動画を夏穂が見せてる動画だった。

「なんで!?」

「分からない……!だけど考えたくはないが考えられることは2つ。夏穂が俺たちの動きに気づいて監視カメラを用意した。もう2つ目はコリアンダーかハイドレンジアに














裏切り者がいるかもしれない……!」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る