紙面に載った日

記事が紙面に載ったその日、会社を出て喫茶店(百音)でモーニングセットとグラタンを注文し新聞を読む津雲


お客さんの会話が聞こえてくる。


清水「なかなか面白い記事出てたわね~」


桜井「得票率ですよね。でも5割未満は再選挙って税金の無駄遣いって言われますよ確実に」


清水「費用は投票しなかった人と自治体で折半みたいね」


相内「移動投票所は良いですよね。高齢者にはうってつけです」


清水「政治に関心を持って厳しい目で見られるわね~」


津雲「厳しい目ですか、1票で変わるならこの国ももう少し豊かにはなっていると思いますよ」


相内「なかなか鋭いですね~お客さん」


津雲「えぇ~政治家には色々問題ありますからね~調べれば調べるほどデマもありますけどね」


その頃本社遊軍部で記事を読んでいる二人


小谷「津雲さん、初回にしては思いきりましたね」


佐山「遊軍長、津雲さんのこの記事。間違いなくクレームきますよ、嫌ですよ巻き込まれるの」


小谷「そこまで気の短い人がいるのかな~

なかなか面白いと思うけどな」


同じ頃報道部と部長室でそれぞれ記事を読んでいる二人


立花「津雲さん、まだ記者魂が残っていたわね…新たな火が吹き始めるは」とつぶやいている


鶴田「津雲らしい出だしだな、まだ記者魂は死んでなかった様だ…これからが楽しみだ」と部長室の窓から外を見ながら語っていた。

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