夜の詩

本居 素直

地上の人々


 星に寄り添う星たちよ、


 その遍く輝きを我らにそそぎ給え。


 たとえ我らの灯火が尽きようとも、


 その尽きぬ明かりを投げかけ給え。



 この狭い地上の灯りが落つる時、


 いやまさりて美しく、なごやかな光を与え給え。


 そして願わくば、世を覆い惑わす闇を散らし給え。


 たとえ我らが悪しき日々に沈淪し、


 暗黒のうちにあって悪しき誘惑に囲まれていようとも、

 

 願わくば、永遠の清らかなる光が、我らを照らし給わんことを。



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