【マンガ化決定】転生を繰り返した結果、ニートの俺が魅力無双!~ステータスを『魅力』に極振りしたら、現実世界の境遇が激変してモテまくって、更には異世界でも覇権を握りそうな勢いです~

ガブリエル

第1話

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このたび、魅力に極振りがコミカライズされることになりました!

https://piccoma.com/web/product/153021

ピッコマ様にて1話目無料!2話目以降も【待てば無料】で読めます!


両方とも無料で読めますのでぜひぜひ原作とコミカライズ版を読み比べてみてください!


ピッコマでマンガ版を読み終わったら、MAX10個までハート連打よろしくお願いします!


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ぐちゃっ




「ゲフッッ」




「あははは!きたねえ!」




学校の屋上の床に鼻血がぽたぽた…………


俺の、俺の鼻血



真っ赤に広がる血だまり





「おい、デブ!面積とりすぎなんだよ!地球に謝れ!面積とってすみませんって」




蹴り、蹴り、蹴り


サッカーボールみたいに蹴られつづける俺のお腹



痛いよ、苦しいよ、助けて。





「こいつのハンカチ見ろよ!アニメの女キャラのイラストついてんの!キモーーーー!エグーーーー!おえーーー!」




俺のことを殴り、蹴りまくってるヤツ


ものすごいイケメン


芸能事務所に所属して子役をやってるという


学校1のリア充で、教室内のヒエラルキーの頂点にいるヤツ


6の2、林田 純平


「おい、そろそろ先生くるぜ」



6人いる取り巻きの1人が林田を止める




「知らねえよ、いいじゃん、こんなキモデブ殺しても。先に殴りかかってきたって言えば良いし。絶対、先生、俺のこと信じるべ?」




「あひゃひゃひゃ。信じる、信じる。学校1のイケメンで金持ちの林田くんが言うなら何でもそのとおり」





「林田くん…………お願い、やめて」




止めに入ったのは幼なじみで家がお隣さんのユキナだった




「なんだよユキナ、こんなキモいヤツかまうなよ」



「…………お願い」




「ちっ」




林田はユキナに惚れてたみたいで、ユキナにだけは弱かった



俺も、ユキナのことが、小さな頃からずっと好きだった




□□




夕暮れの帰り道


泣き止まない俺の手を、ずっとずっと握っていてくれたユキナ



ユキナは言った




「ずっと、ずーーーっと。


おじいちゃん、おばあちゃんになっても二人でこの道を歩こうね」




涙があふれて止まらなかった



こんなに、心の綺麗な女の子がこの世にいるなんて



俺は、いつか必ず立派な男になってやる


ユキナにふさわしい男になるんだ


イジメなんかに負けてたまるか!



俺は、その年の夏休み、死にものぐるいで勉強した



大好きなゲームもアニメも遠ざけて、1日12時間以上死にものぐるいで勉強したんだ。



俺は、いつか東京大学に行く。


年収一千万以上の男になって、


ユキナの旦那さんにふさわしいハイスペックな男になって、



ユキナと一生、幸せに暮らすんだ




□□




夏休み最後の日



知らないアドレスから画像つきのメールが届いた



その画像には、林田と裸で抱き合い、キスをしているユキナの笑顔がうつっていた




『ユキナの処女いただきました〜ごちそうさまでした〜』




心が、打ち砕かれた。



跡形もなく、こなごな。




その日をさかいに俺は学校に行けなくなり、



日本社会の正規ルートから盛大にドロップアウトした



それから14年の月日が流れた


──俺は、長期の引きこもり生活を経て


立派な中年オッサンのニートになっていた






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