魔法少女は《紫水晶の魔女》の輝き

黒砂糖

冒頭

 女神は「この世に百合のあらんことを」といわれた。

 すると女神の言霊は祝福となって、この世に百合が満ちあふれた。

 

 魔女は「この地に百合のあらんことを」といった。

 すると魔女の言葉は呪いとなって、その地に百合は咲かなかった。


              (『旧約百合聖典』「創世記」第一章より抜粋)

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