装飾美学論
刻堂元記
概要説明
装飾とは、あれば尚良いものであって、必ずしも必要なものでは無い。しかし私たちは多くの場合、多様なものに装飾を付け加える。つまり装飾は、それだけでも充分に成り立つ存在に、さらに要素を追加する行為と言ってもいい。単に消費するだけなら、最低限の要素だけでも問題はないはず。ならばなぜ、要素の付け足しを結果的に選択するのか。その答えを、美学という抽象的な概念を軸にしながら、丁寧に明らかにしていくことが今回の目的となる。
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