タイムラグ

いつも住ました長い夜

草臥れて

煙草の吸殻の僅かな煙さえ

消え失せちまったね


できることは

特にない

必要とされなくなった

夜の時間は

なんだか

不安で

余計に明日を

急かしたい気分


不意に

暗闇に呑まれたみたいな

曖昧なタイムラグ


焦った心の動悸に耳当てて

またもう一本で

紛らわそう


いつもいつもの長い夜

  

草臥れて

 

魘される 


回り回る地球のことも感じれず

煙草の吸殻の僅かな煙さえ


すぐに霞んで消える





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