エゴライグリーア・オンライン
@Fulance
第1話 EGOとかいう、胡散臭いタイトルなのに、ふたを開けてみたらめちゃくちゃすごいヤツ。
ふ~ようやくこの日が来た。
今、ゲーマーたちのみならず世界をも揺るがしている話題のVRMMOタイトル。
エゴライグリーア・オンライン。
VR狩りゲーのフレンドが通称をEGOと言っていた、そのフレンドからの評価は前人未到。
EGOはVRMMOが飽和するこの時代でも、他の追随を許さないほどの美麗すぎるグラフィック。
現実の物理法則とまったくもって変わりがなく、音や触覚、味覚までもが完全に再現されているという。
驚くべきことに超高性能AIによって、まるで本物の人間と変わらないような感情表現と受け答えを実現しているらしい。
公開されている公式PV内容ではそのような感じだった。
それから、一番に注目するべきはランダム生成。
ストーリーやクエスト、マップや武器に至るまで、全てが超高性能AIによってランダム生成されていてプレイヤーを飽きさせないようにしているらしい。
これがどれだけ凄い技術なのかは、言わなくてもわかるだろう。
特にストーリーのランダム生成は間違いなく、矛盾を伴うものだ。
しかし、このEGOではそう言った矛盾や齟齬は起きないと公式が断言している。
まさか生きているうちにこんなゲームができる俺は幸せ者かもしれない。
このゲームを作った人には感謝しかない。
「さてと、うだうだ言っててもなんだし始めるとしますか。」
僕はEGO専用のVRヘッドギアをかぶり、電子の海に向かう。
肉体からの乖離。
この先に待ち受ける、物語に胸をときめかせる。
それはまるで、
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