第2話 二月十四日 (2/3)

「お、隼人、おはよー」


高校へ向かう途中、後ろから小学校からの仲の春夜しゅんやが話しかけてきた。

「おはよう、春夜。お前今日めっちゃテンション高いじゃん。」


「そりゃそうだろ、今日なんの日だと思ってんだよ、年に一度のバレンタインデーだぞ!!!そりゃワクワクするだろ!」


「ま、まぁそうだな、てかお前ってチョコ貰えるのか?」


俺がそういうと、何か少し小馬鹿にしてる、?申し訳なさそうにしてる、?

ように言った。


「あ、そうか言ってなかったっけ、俺最近彼女できたんだよね〜、ごめんな〜先に彼女できちゃてw。」


ほう同士か、ま、そうだろうな、シンプルにイケメンだし、性格もいい、いや少しうざいな、今みたいに。


「お、よかったな、」


「一応聞くけど、お前って彼女いなかったよな?」


「ま、まあいないな、はぁ、良いなー、彼女いるなんて。」


は、いつもより数倍ウザいな、めっちゃむかつくわ、、


「ま、明日休日だし、なんか飯奢ってやるよ、俺からのバレンタインってな。」


「男からもらっても嬉しくないわ、ま、まぁ、飯奢ってくれるんか、ありがと、」


はぁ、こいつがモテる理由ってこういうところなんだろうな、、

バレンタインの話をしていると、高校に着いた。


「じゃあな隼人、チョコもらえるといいな。」


「じゃあな、春夜、お前ももらえるといいな、」


俺は春夜に別れを告げて、自分のクラスに行った。


「あ、隼人くん、おはよ」


クラスに向かっている途中、クラスメイトであり、俺の彼女の夜重やえが話しかけてきた。


「あ、夜重さん、おはよ」


「ね、ねぇ、ちょっといい?」


お、これはまさか、チョコもらえる展開か、、、!


「?いいけど、どうした?」


「、、、、あ、ごめん、言おうとしてたの忘れちゃった。」


「そ、そうか、まぁ誰しも忘れることはあるもんな、」


ま、まぁ付き合って1年だもんな、な、、?


「じゃ、もうそろそろ朝会だから、じゃ、また、昼ごはんね、」


「う、うん、わかった」


俺は、自分の席に行き、席についた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 それからなんだかんだあり、四限まで終わり、昼食の時間になった。


 「あ、隼人くん、じゃ、いつもの場所で弁当たべよ、?」


 「うん、」


 そう言って俺たちは、空き教室に行って、弁当を食べた。俺たちは最近見たテレビや自分の好きなことについて話しながら、弁当をたべた。


 「ごめん、俺これから部活の軽い会議あるから行くね、」


 「うん、わかった、行ってらっしゃい、」


 「じゃ、行ってくるわ」


 「、、、ま、待って!、」


 俺が部室へ行こうとすると夜重に止められた。


 「、あ、あの、今日さ、隼人くんのために作ったものがあるから、きょ、今日、私の家に来てくれない、、」

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