第10話 白昼夢

教育実習の期間もいよいよ終わりに近づいてきており、いろんなところに顔を出すようになっていた。


男はバレー部だった。

練習終わり、

職員室へ鍵を返しに行く途中でばったり遭遇。


どこかで見てくれていたらしく、

「スパイクカッコ良かったぞっ!」

グットのサインをしながらの一言は可愛さしかなく、処理に困った。


「最後に写真撮ろうよ。」

先生からの提案に頭は真っ白。

とにかくドキドキが止まらなかった。


その日の帰り道はいろんなものが華やかに見えた。

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