語り手の日常
語り手ラプラス
第1話
僕は語り手ラプラス。
ちょっとふざけるのが大好きで、偶にポンコツ属性を発動する変な奴である。
そんな語り手もリアルでは、
割と真面目である。
色恋沙汰に現を抜かさず、ただただ目の前のことに取り組む真面目さんである。
ただ、そんな語り手にも悩みはある。
勿論、将来の不安だったり、進路。お金をどう稼ごうか? これについて勉強したいけどいつやろうか? 友達のアイツの性癖はこれ以上歪まないだろうか? 等々。
色々な悩みがある。
──えっ?
なんか、今、変なのが入ってたって?
この世は気にしちゃダメなこともあるのだ!
語り手はそう思う。
・・・
語り手には家族がいる。
正直。皆、変人だ。
でも、そんな変人揃いな家族の中でも、ずば抜けてヤバい奴が1人いる。(語り手の目線的に)
それは語り手の姉だ。
体調が良ければ、直ぐに歌い出す習性があるため、ここでは歌い手ララバイと書いておく。
ララバイは変だ。
最近、お菓子作りにハマっているのは別に普通なのだが……。
語り手が掃除機をかけて、掃除したその後に、何故か突然天命でも降りて来たかのように、お菓子を作りを始め、絶対に一回は粉をぶっ散らかす。
嫌がらせか? ララバイよ。(キレ気味)
まあ、まだ。これは序の口だ。
語り手の姉、ララバイは語り手のSwitchを借りて、『あつ⚪︎れどう⚪︎つの森』で遊んでいる。
隠し切れて無いとは思うが、無視して欲しい。
まあ、そんなララバイだが、あ⚪︎森をプレイしていると、よく奇声が聞こえてくる。
いつから、あ⚪︎森はホラーゲームになったのだろうか?
そう思いながら見に行くと、蜂が出たやら、タランチュラが出たやら、蠍が出たやら。
めちゃくちゃ騒ぐ。
詳しく話を聞いてみると、タランチュラが出てびっくりしたとか、蜂が……とかである。
まあ、低確率で出るのだ。
仕方ない。語り手はそう思うのだが。
どうにも奇声の回数が多い。
理由を聞くと、また出たと言うのだ。
嘘だ〜。と思って観察してると、ララバイはたった3時間くらいのプレイで蜂を3回も引いていたのである。
勿論、3時間木を揺らし続けていたわけでも、伐採し続けていたわけでもない。
そんな状況でララバイは低確率を何度も引くのだ。
流石にゲームをバグらせないで?(懇願)
語り手はそう言いたい。
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