第28話 じゃあこれもサービス

更新出来てなかった!?

ごめんなさい!遅れちゃったけどどうぞ!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「わぁ……!景色いいところだね……!」


「本当だな。いい旅館の予約が取れてよかったよ」


外に見える景色はとてもいい。

家族風呂はとても映えるはずだ。

なおさら家族風呂が楽しみになった。


「どうする?夕飯までまだ時間はあるけど」


「それなら一回お風呂に入らない?下に卓球もあったし拓哉と一緒にやりたいなぁ……」


「分かった。じゃあ準備して風呂に行こうか」


まだ、家族風呂に誘うタイミングはここじゃない。

夕飯も食べて外も暗くなってまったりしてるタイミングで誘うんだ……!

というか今、こんなに外が明るいのに美優の肌を見てしまったら抑えられる自信がない。


「それじゃあ行こうか」


「うん」


美優の浴衣姿もとてもいい。

私服もいいけどいつも着ない服っていうのがいいよな。


「じゃあここで待ち合わせようか。お互い時間を気にせずゆっくり浸かることにしよう」


「うん、分かった。じゃあまたね、拓哉」


お互いが気を遣って早く出てきてしまうのはもったいない。

俺も美優も待たされても特に怒らないだろうしそれならば、各々自由に温泉を楽しむのが一番というわけだ。

俺は男湯へ行って服を脱ぎ早速風呂場の中に入る。


「おお……!これは風呂多いな……!」


たくさんのお風呂があって別に風呂好きでもない俺でもテンションが上がる。

シャワーを浴びて体を洗い早速一番近くにあった湯に浸かる。


「あったけ〜……本当に気持ちいいな……」


温泉に目覚めてしまいそうだ。

美優と温泉巡りなんて絶対に楽しい。

うどん巡りもまだ出来てないし今後の楽しみもいっぱいだ。


「このお湯は……美優が言っていた通り美肌効果……向こうの湯は健康増進か、行ってみよう」


この調子で片っ端から温泉を楽しんだ。

流石にまだ網羅もうらできてないが一日目の午後から制覇する必要なんて無い。

また後日にでも楽しめばいいのだ。


「さて、そろそろ上がるか……」


気づけば結構な時間風呂に入っていた。

美優を気にするというよりもこれ以上入っているとのぼせてしまいそうだ。

俺は着替えて髪を乾かし男湯を出る。

すると───


「「あっ」」


ばったり美優と鉢合わせた。

お互い待つ必要が無かったと分かり顔を見合わせて笑う。

風呂上がりの美優の姿は毎日見ているはずなのに今日の美優は一段と色気がすごい。

これも浴衣効果なのだろうか?


「せっかくだし牛乳飲もうかな。美優はどうする?」


「じゃあフルーツ牛乳でお願いしてもいいかな」


「了解。買ってくるから少し座って待ってて」


俺は自分の分のコーヒー牛乳と美優のフルーツ牛乳を購入し美優の隣に座る。

そして美優に手渡して一緒に飲む。


「ぷはぁ……やっぱり風呂上がりに牛乳っておいしいね」


「誰が考えたんだろうな。先人の発見に感謝だ」


「ふふ、そうだね」


俺達は牛乳を飲み終わったあと卓球台に移動した。

部屋で約束してたもんな。

美優もやる気満々な様子だ。


「ラリー続けるでもいいけど、勝負するか」


「うん。拓哉相手でも絶対負けない……!」


「望むところだ。負けた方は罰ゲームで相手の言う事を一つ聞くってのはどう?」


「いいよ。負けないもん」


どうやら相当自信があるようだ。

だが罰ゲームがかかってるなら俺も勝ちたい。

罰ゲームが嫌なのではなく美優に罰ゲームをしてもらいたい。

言う事一つ聞くなんて喉から手が出るほど魅力的だ。


「それじゃあいざ勝負……!」


戦いの火蓋が切って落とされた。


◇◆◇


「ねえ、本当にこんなことでいいの?これくらいだったらいつでもやってあげるのに……」


「いいの。俺はめっちゃ満足してるから」


俺は現在、美優に膝枕されながら頭を撫でられていた。

もちろん勝負に勝ったことによるご褒美だ。

頼んでやってもらうより自分の手で勝ち取った感じがしてとてもいい。

ちなみに頭を撫でるのは俺のリクエストではなく美優の好意なので決して俺の性癖ということではない。


「ああ……最高……」


「まあそんなに喜んでくれるなら私としても嬉しいけど」


俺はしっかりと美優の太ももを堪能する。

適度な弾力があってとても素晴らしい。

よくラブコメでは付き合う前の男女でやってることもあるが俺達は夫婦なので取り繕う必要もなく堪能しても合法なのだ。


「まじで最高だよ……」


「ふふ、じゃあこれもサービスしておいてあげる」


そう言って美優は俺の頬にキスを落としてきた。

美優は笑顔で俺の頭を撫で続けた。

美優も積極的になったなぁ……


ちなみにそのまま膝枕をしてもらっていると夕飯を運びに来た仲居さんに見られた。

普通に恥ずかしかった。



───────────────────────

旅館って仲居さんが勝手に部屋に入るのどうなんでしょうね。

砂乃は気にしたこと無かったけど書いてみたらあれ?ってなりました。


あと、このお話は2日に一回更新に変更いたします。


https://kakuyomu.jp/users/brioche/news/16818093074829099230


砂乃の言い訳(砂乃的には真剣)を聞いてくださる方はこちらを見て下さい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る