第二話 近郊線
始発、では無いにしろ、平日六時台前半の近郊路線というのがこんなにも混んでいるとは知らなかった。
運良く座れたが、目の前で吊革に掴まって、振動の実証実験の如く前後左右に揺れている黒っぽい物体が酷く鬱陶しい。
こちらの足を何度も踏むな。支点を動かしたら振動の実験にならんではないか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます