原初 澄明の守護者 随時更新

時代背景は、今よりもう少し未来の時代。甘辛吸血鬼が2022年なので、そこから15~18年経ってる頃になってます。

ある地点までは甘辛吸血鬼と同じ世界線ではありますが、派生はしてます。日本は一度滅びかけてたりする(復興はしてます)。



 難しいのが原初エバという存在について。これ、作品で説明するとかなり長くなるし、守護者は、恋愛ものなのでかなり色々省きました。



 詳しい話はまた別で書こうとは思ってますので、創造主とか神の上位互換の存在って思ってもらえればと。

甘辛吸血鬼よりも、設定は濃いです。



*色んな用語説明


源氏みなもとうじ


主人公である恭一の実家。京都に本家がある名家。分家筋が何ヵ所か全国にあり、元は皇族系譜で、源氏頼朝や義経が先祖におり、代々皇族を警護する役目に殉じていた家。(今でいう護衛官)


 現在も一族にその関係の仕事をしているものが多く、それ故のコネクションをあらゆる方面に持つ。なんなら鶴の一声で政が決まる。

武芸に優れるが、不思議なものを視る力、陰陽師の素質を持つ者も多く、神職につく者も多かったり。現在では道楽がてらに会社もいくつか持ってたりする。

 元皇族系譜という血筋と長い歴史のある家柄故に、一族はほぼ全員プライドが高く、人間性が何処か欠けてる人物が多い。(例外はいる)

欲はそれほどでもないが、プライドだけはかなり高い。


 ラミエル曰く、今の当主が死んで、跡目を恭一が継がないとなると、すぐ泥沼の親族争いで自滅しそうなぐらいは、内々の腹の探りあいが起こってる。遺産というより、権力の方面で。


(ラミエル「新年の集まりとかお祝いムードじゃないんですよね。もう葬式みたいでさ、いっそ葬式やった方がいいと思うぐらいなんだよね」)


こんな家なので、本家の跡継ぎ恭一も当主としてかなり精神的にタフであるように育てられたが、結果反発が起こった模様。

(ラミエル「なっちゃえばいいのにー贅沢者~」)


独眼竜ドゥイェンロン

1990年代初期に崩壊した九龍城砦の残党が香港から上海に渡って組織したマフィア。

表面上はコンサルティング会社を経営しているが、それを利用して政界や裏社会での派閥を広げていった。

ボスは謎多き隻眼の竜と言われ、九龍城砦を支配していた『怪物』より生まれたと噂される。


ぶっちゃけ、マフィアの名称は色々意味もあったりで候補があったり、中国系の名称を考えるのにで色々迷いました。



オラト(可視)

海の上の世界(私達の世界)を呼ぶ名称。


ウラノス(不可視)

海の下の世界(本作舞台)を呼ぶ名称。


ウラシマモノ

ウラノスがオラトから来た人間を呼ぶ名称。



秘密科学調査機関 通称SSA

アメリカ諜報機関CIAから派生した調査機関。ジュンフェイが顧問局長であり創始者。主に超常現象や怪異の類い、科学や普通の人間では解決できない案件を請け負い、調査する。



大災害

日本で起きた全国各地の活火山が一斉に活発化したことによる災害。東京もかなりの被害があった。当時の首相も災害により死亡し、首都も機能せず、かなりの被害が起きた戦後最大の災害とも言われる。本編の約15~18年前に起きた。(ちょうど甘辛吸血鬼年号だと2026年頃とかに)

 真相は、赤い瞳を持った一人の存在が、異形の存在である魔物を率いて襲撃したことによるもの。その真相を知るのはラミエルと恭一のみ。明確には認識出来ないものの、一部の退魔師や特殊な力を持つ者は、ただの災害ではないことに気が付いてる。



アトランティス

一万年以上前に失われた大陸と帝国。原初エバに選ばれ、その『口』となった地のエルフ、エバニアによって建国された。海の王ポセイドンが主神。

 初代王朝はティアマルト王朝であり、最後の王朝はポセイドニア王朝。

原初エバに与えられたオリハルコンと呼ばれる鉱石の力により高度な文明を誇ったが、原初エバへの信仰が薄れ、やがて兵器を用いて世界を支配しようとした事に怒りを買い、原初エバに命を下されたポセイドンによって一夜にして滅ぼされたが、王家と一部の民、陸と遺跡はウラノスへ遺された。



アトランティス人

青い肌に長い耳が特徴のエルフ種。長寿であり、ほとんど老けることがない(老けるスピードがかなり遅いが、個人差がある)

 自らを原初エバに選ばれた種という誇りがあり、深く信仰するが、怒りを買って滅ぼされた過去がある為、現在は贖罪の為の信仰が多い。基本的には穏やかで争いは好まない。長命故に、出生率はかなり低く、アイテルが真王となってからは改善傾向にはあるものの、個体数は少ない方。なので、子供が生まれると盛大に祝い、真王自らの洗礼を受ける風習がある(真王が在位していない場合、筆頭柱の祈り柱がやる)



祈り柱

祈りの花嫁と言われる巫女であり、人柱。霊力に優れ、最古の原初の足であるナーガラージャの竜に選ばれた者がなる。女が多いが、男もいる。全員が花嫁衣裳に身を包み、龍脈に命を捧げ、星のエネルギーを供給する役目を担う為、短命である。現在は定年を迎えた者は、任を外れ、嫁がされる決まりが出来た(任意で祈り柱として一生を終える人もいる)


筆頭柱

祈り柱の中で最も霊力の強く、ナーガラージャとの繋がりを持つ者。最も負担の大きい龍脈の柱を担う


真王

原初エバである者のみがなれ、この世界を統べる真の王と言われる。真王のみが座れる玉座があり、歴代のアトランティス王達ですらも座ることが許されない。古の王とも言われる。



原初の遺物

エバに何らかの形で産み出されたオーパーツ的な物として世界に遺されたもの。善意的なものから悪意的なものまであるが、どれも人間が使うには手に余るもののため、ジュンフェイが回収している。強力なため、神をも殺すとされる。



ビースト(獣人種)

獣の王ウルフリックと女神パールヴァティの子孫。獣の特徴を持つ亜人種。理性より本能を優先する。様々な部族がある。ある事情で共食いの文化があったり、本能を優先する性質があるため、差別的な目でみられる。ハルクマンが該当


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作者!!これって何!?…作品の説明書 作者不詳 @humei-9g30

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