第4話

元の世界


「お兄様・・・お兄様・・・お兄様から頂いたこの命ですが、私一人では辛過ぎて、耐えられません。お兄様、あなたの元へ、私も行きます」


_____


ピー ーーーーーーーー ーーーーーーーーン


「!!!」


「どうしたの?優??」


「前世魔力探知がまだ残っていたみたいで、多分、義妹が自殺しました」


「えーーーーー!!」


「・・・俺を追いかけて耐えられなくなったのでしょう。馬鹿な義妹ですって!!!」


「どうしたの?優君??」


「今にも、朽ちてしまいそう命があります」


「えーーーー!!!」


皮肉なことに義妹が自殺してお陰で俺の魔力探知が再起動を果たし、新しい命の消えそうな光を感じた。


「お母さん!!行きましょう!!」


「えーー!!!」


そして、お母さんに夢ちゃんを抱っこして貰いながら俺が指で方向を伝えた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る