Bパート

 雷の音が聴こえなくなった。

 落ち着いたらしい。ほっ。


 さて。


 BLの話だ。苦手な人はすみませぬ。

 備忘録やT氏にも話したけれど、最近『黄昏アウトフォーカス』という作品にハマっているんです。今、アニメやっていて、それ観てずっきゅん来てすぐにアニメイトに向かってしまった。シリーズ六冊くらいだからつい。


『黄昏アウトフォーカス』、とある男子校の映画部の話なんです。

 二年生の市川監督が、腐女子の妹さんの影響でBLにハマり、映画でBLを撮ろうということになって、その主役にぴったりの人がいるから、その人と寮で同じ部屋に住むキャメラマンの真央くんに頼むんですけど、真央くんはちょっとそれに抵抗があって。

 真央くんのルームメイトである、美しき一匹狼の寿くんなんですが、年上の彼氏がいる人なんですよ。だからあんまりこういうことに巻き込みたくないなって思ってたんですけど、市川監督が直談判したら、意外にも参加してもらえることに。

 寿くんから色々話を聞いたり、試しにスマホで撮影している時に、ふいに真央くんは気付くんです。彼のことが好きなんだって。

 でも寿くんには彼氏がいる。始まる前から終わっている恋なんて気付きたくなかったってシーンがもう本当に綺麗で尊くて、いやもう真央くん役の松岡禎丞さんのお芝居も最高で、そっから沼落ちですよ。

 毎週視聴が楽しみなアニメです。


 メインカプもいいんすよ、いいんすけどね、黒本的にサブのカップルが今やばくて。


『残像スローモーション』という、絶賛腐男子街道まっしぐらの市川監督と、彼と犬猿の仲である三年の菊地原監督の話なんですけど、読んでて落ち着く。癒される。やばい。好き。

 映画のことですごい揉める二人なんですけど、市川監督が家庭の事情で寮に短期で入ることになって、たまたま空いている部屋が菊地原監督の部屋だったんですよ。それで一緒に生活することになるけれど、意外にも映画が絡まないといがみ合うこともなくて、むしろ居心地の良い空気が流れるばかりか、一緒にBL漫画を楽しむ仲になるんです。

 そんな風に一緒に過ごしていく内に、市川監督のことが好きだって菊地原監督が気付いて、想いを伝えたりとかするんすよ。

 いつも自信たっぷりで、皆をまとめるスーパーマンだけど、本当はナイーブな所もある目元が優しげな菊地原監督。

 映画愛が強くて変人っぷりがよく目立つけれどそれだけ映画に真摯な市川監督。

 この二人の関係性がすごくいい。

 付き合う前のBL漫画を楽しんでいる所もいいし、付き合った後の相思相愛っぷりがもう堪らない。続編も連載中みたいだけど、紙派のわては来年にならないと読めなさそうなのが悔しい。

 あー市川監督可愛い。横顔が美しい。

 基本的にさ、ジャケットに袖通さないで羽織ってる人なんなん? とか思ってきたんだけどさ。べ様とか赤司さんとか。菊地原監督好きになってからは、ジャケット羽織るスタイル最高ですよね! と掌を返している。そんなもんだよ黒本。

 もー毎日読んでる。尊い。末長く幸せでいてほしい。


 映画部シリーズ本当におすすめ!

 恋に気付く瞬間の描き方が本当に美しい!

 是非!

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