Bパート

 家に帰ってからこれまで、ゆっくり戦利品を見ているわけですが、まだ全部を読めてはないです。

 少女文学館さんのアンソロ本を読み終わり、斜線堂さんの本を読んでいる所。


 少女文学館さん、今回のテーマは少女×境界だそうです。

 本館と別館二冊あるからか、とある姉妹を主人公にした話を二人の作家さんが競作していました。

 本館にて栗原ちひろさんが姉の話を。

 別館にて紅玉いづきさんが妹の話を。

 先に別館から読みました。斜線堂さんの作品が別館にあるとのことだったので。斜線堂さんのから先に読もうか迷って、最初から読みました。紅玉いづきさんも大好きなので。

 つまり妹の話から読むことになったわけですが、順番的に本館の姉の話から読んだ方が良かったかなと思いました、話の仕組み的に。でも楽しめたからいーや。

 姉と妹と、妹の婚約者の、一筋縄にはいかない三角関係の話。


 紅玉さんは進撃の小説を一作、公式で書かれていて、それがあんまりにも糖分高くて素敵だったので、以来作品をいくつか読ませてもらってます。栗原さんも、友人T氏に薦められて『悪魔交渉人』シリーズを楽しく読み、他にも色々読んでみたいなと思っている作家さんだったりします。

 他にも素敵な作品がたくさん寄稿されていて、満足の二冊でした。


 で、今読んでいる斜線堂さんの作品。

 斜線堂さんのnoteに掲載されている作品を文庫本の形態にしてまとめたらしく、『脱法短編小説集成 壱』は読み終わって、今は『最後にして最初の探偵ノベリスト』を読んでます。

 なんとなんと、あとがきがあるんですよ!

 あとがき大好き黒本、先に読みました。

 斜線堂さんの作品、一番好きなのが『私が大好きな小説家を殺すまで』なんですけど、それについてもちょっと触れられていてテンション上がった。

『最後にして最初の探偵ノベリスト』と『月曜日が好きだと君は言うけれど』、この二作の登場人物はほぼ一緒なのです。

 とある兄妹と、兄の友人の話。

 とある兄妹が、大切な人を喪う話。

 商業デビュー作の『キネマ探偵カレイドミステリー』という作品があるのですが、それにも深く関わっているのです。

 noteでもいくつか読めるのですが、紙派なので紙で読みたいなーと思ってて、その念願がついに叶いました。無事に買えて良かったです。


 今読んでいるせいか、キネマ探偵の方もまた読みたくなりまして、通勤中のお供にしようと思います。すっごい面白いのでおすすめです!

 留年が決まってしまった大学生が、救済処置として、引きこもってるとある方を大学に連れてこれたら留年取り消してあげると言われ、それをきっかけに、映画にまつわる事件に関わっていくことになり……な話です。スカイエマさんが表紙を描かれています。

 是非!


 今回の文フリ、アンソロ本けっこう買ったなと思います。

 いっぱい楽しめますね。

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