「長いな」と思った方向けのダイジェスト
13話~39話 超簡略版ダイジェスト(ネタバレあり)
【前書き】
本作『デス畳』の第一章を読んでくださった方、ありがとうございます。
これ以降もいろいろ書いておりましたところ、読んでくれた友人が、
「こんなバカみたいな内容の話としては長すぎるでしょ。バカなの?」
と指摘してくれまして、「ワァ…」ってちいかわみたいに泣いてしまいつつ「たしかにそうかも」と納得もしたので、中盤の展開をものすごく簡略化したダイジェストをつくって置いておくこととしました。
第二章のスタートから、最終決戦(デス畳と最終兵器のドンパチ)の少し前のあたりまでをまとめています。
ダイジェストなのでもちろんネタバレしまくってます。
存在するかわかりませんが、「まあちゃんと順を追って読むよ」と思ってくださる方は、このページを読んでいただく必要はありません。
それ以外の大多数の方は、このページでだいたい十分なのではないかと思います。
そのあと、もしも「あそこの話ってどうなってんの」と思ったときに該当の話だけでも読んでみていただけると死ぬほど喜びます。
ただダイジェストとしてのわかりやすさを重視し、正確さを削ぎ落としております(※)ので、その点はご了承くださいませ。
(※)いわゆる伏線的なところも省略しまくってます。ただまあこの話に伏線いるのかって言ったら、そんなのよりモンスターをドカーンと出して、兵器もババーンと出してドンパチやる、みたいなシンプルさに振り切るべきだったのかなぁ、というのが現在の作者の心情です。かなしい。
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【第一章(1話~12話)】
山奥の洋館へとやってきた大学生のサークル仲間29名は、四畳半の和室にひそんでいた二体のモンスター「デス畳」につぎつぎと殺されていく……
(便宜上、先に現れたほうを「旧デス畳」、あとに現れたほうを「新デス畳」と称する)
[デス畳にやられた人]9人
・“調子のり”
・“ヤギ”
・“マナー講師”
・“不用品回収業者”
・“ヤニカス”
・“厨二病”
・“剣豪”
・“ゴリラ”
・“愛・ゴリラ博士”
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【13話~15話】
バスが破壊されて帰る手段がなくなり、徒歩で逃げようとしたメンバーも、畳を羽ばたかせて空を飛ぶデス畳によって惨殺された。
植物でできているデス畳は森の木々と通じ合うことができ、森のどこへ逃げても見つかってしまう……。
すると逃げることも戦うこともできず、どう対処すべきか行き詰まる一同。そこへ、“お嬢さま”のスカートからずるりと「ミニ畳」が出てきた。
四畳半の「半」の部分、いわゆる「半畳」と呼ばれるものが意思をもって動きはじめたのだ!
このミニ畳を殺すべきか議論が紛糾したものの、大した殺傷能力をもたず害意もなさそうなことから、一旦様子を見ることとなる。
しかしそのミニ畳が、かつての館の主からの「デス畳を殺すための兵器が地下にある」という手紙をもっていたことが判明し、一同は生き残るためにその「兵器」とやらにすがることを決める。
[デス畳にやられた人]5人
・“逃げ腰”
・“誹謗中傷”
・“しょうもないギャグでもめちゃくちゃおもしろそうに笑ってくれて好感度マックス”さん
・“ふくよかな尻”
・“玉袋デカ男”
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【15話~22話】
メンバーを「地下探査組」と「デス畳監視組」とに分けた一同。
1話にて述べた“AVソムリエ”のように、監視組のうち新デス畳の卑劣なワナによって誘い込まれた人間は殺されてしまう。
また、一章にて鉄の鎖で拘束することに成功していた旧デス畳が、新デス畳によって解放され、「復讐の鬼」となって館内をあばれまわる。
監視組は逃げることに徹するが、重度の便秘であり、5日ぶりのお通じの予感があったことでトイレにこもっていた“悪魔ばらい”など、やはり新たな犠牲者が出てしまうのであった……。
[デス畳にやられた人]5人
・“AVソムリエ”
・“電波喰らい”
・“悪魔ばらい”
・“善人だが浅慮”
・“いつもどこか
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【23話~32話】
一方の地下探査組4名+ミニ畳は、苦労して地下へとたどりつくも、迷宮のごとく入り組んだ地下に翻弄される。
一階や二階よりもはるかに広大な空間がそこにあったのだ。
ミニ畳がもたらすヒントもあり、謎を解きつつ進む一同。
“カタブツ”の“お嬢さま”への告白や、「ダミ畳」というダミーの畳へのびっくりなどもありつつ、兵器直前までたどりつく。
が、兵器の部屋へ行くには、かたく閉じられた鉄の扉が立ちふさがっていた。
そこに監視組として逃げてきた“中型免許”“びびり八段”がやってきて、さらに旧デス畳も追ってくる。
“お嬢さま”がその鍛えあげられた武をもって鉄の扉をこじあけ、また地下にあったバイクを乗りこなす“中型免許”がデス畳を追い詰めるが、奥義を発動したデス畳に殺されてしまう……。
“カタブツ”もまた、突如態度を変えた“可憐”に置き去りにされ、デス畳に呑まれてゆく。
そうした犠牲を払ったその先の研究室には――常識を超越したおそるべき兵器「メカ畳」がたたずんでいた!
[デス畳にやられた人]2人
・“中型免許”
・“カタブツ”
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【33話~39話】
兵器であるメカ畳の起動には「デス畳のいぐさ」が必要と説明を受け、手分けして向かうことになった一同。
ひとり研究室に待機し、出口のドアを開ける役目を頼まれた“可憐”は、
・デス畳が兄弟であること(新デス畳が兄、旧デス畳が弟)
・ミニ畳が「先代メカ畳と新デス畳の子」であること
をメカ畳から聞かされ驚愕する。
いぐさを拾いに出ていた“お嬢さま”は、行った先で想いが通じたばかりの“カタブツ”らしき肉の残骸を発見し、泣きくずれる。
また、別の部屋へいぐさを拾いに行った“わけ知り顔”と“びびり八段”は、そこにいた新デス畳と、また天井から現れた旧デス畳に追われて必死に逃げ惑う。
それでもどうにかいぐさを集め、地下の研究室へ集結するが、そこに新デス畳が鉄の扉をも破壊しつつ現れた。
「いぐさをメカ畳へ供給し、起動させれば勝ち」と思われたが、デス畳の新たな奥義が発動し、研究室の“可憐”以外の人間は残らず叩きつぶされてしまう。
“可憐”はどうにか部屋から逃げるが、その先にひそんでいた旧デス畳によって喰い殺され、むざんな血肉と化す――
(で40話へ)
[デス畳にやられた人]1人
・“可憐”
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