第3話

試験は無事合格した。


なんの試験だったかというと

国家公認傭兵の試験だった。

モグリの非公認の傭兵が野放しで問題を起こす事態に

メスを入れ、より民間人の味方として機能するように

様々な恩恵を与えるための機関。


これで俺も相応の扱いが受けられる

ランクはまだF(一番下だが)

これで仕事をこなして

手柄を立てて、ランクを上げるのだ。

あれ?なんのために、傭兵になったんだっけ?


まあいい、合格した俺は一つの部屋に呼ばれていた。


「コルフェイト君だったね

 君を国家公認傭兵と認める

 これが身分証だ、これがあればギルドで仕事が受けられる。」


「はい、ありがとうございます。」


「商人ギルドからも君には的確に実力を付かせるようにいわれてる

 これからもよろしくね。」


「ああ、じゃあ俺はこれで失礼する」


俺の名前はコルフェイト·マディラ

育った孤児院の資金援助を受けるため

傭兵を志したはず?


あれ、なにか違和感がある?

まあいい、宿を取って休もう。





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