迷宮の眷属

@kazuocall

第1話

ここはどこだ


どこかの洞窟の中なのはわかる


歩いていくと緑の光を放つ丸い玉を発見する。

そこに手をかざすと··


「気持ちいい、疲れが取れる」

俺はずっと歩き通しだった。

なぜここにいるかすら忘れてた。


ふと気づくと二人の男性が

玉を挟んで反対側にいるのに気がつく。


「ね、私の言ったとおりでしょ

 これは回復の宝珠、今回の試験では

 試験場にこの回復の宝珠が設置してあって、

 どんなものかわかっていれば、

 とりあえず合格できるんです。

 ここまで来たら試験もあと少し

 必ず合格しましょう。」

「ああ、これが受かったら、少し休もう。

 まずはこの試験を突破しよう。」

「ではこっちの道がゴールのはず。」

二人はこっちに軽く会釈をすると

別の道に消えていった。


道を忘れぬうちに俺も移動するべきだな。


俺は二人が歩いていった方向に歩いていった。

はて?俺はなにかの試験を受けていたのだろうか。

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