幕間『キャラクター紹介』

テイラーのソフィー号乗員紹介その1

私とサヴァイヴが乗るトカゲ船『ソフィー号』の乗組員達。その主な面々を見ていこう。



〈サヴァイヴ・アルバトロス〉

テイラーが常に行動を共にする黒髪赤眼の16歳の少年。ソフィー号の新人船員。元は傭兵団『アルバトロス』の一員であり、傭兵としてのプライドは未だ高い。体の一部を武器に変える呪いと、身体能力を向上させる呪い『暁血アルバ』をその身に宿す。可愛げのある顔をしており基本的に礼儀正しいが、たまに慇懃無礼だったりデリカシーに欠けてたりする(困ったものだ)。手先が器用で大体なんでもできる。最近、アリスのことが気になっているようだ。




〈テイラー〉

僭越ながら、この場を借りて自己紹介をさせていただく。前世が人であり、人と同じ思考力を持つ鳥。この物語の語り部役を務めている。カラフルな羽が非常におしゃれ。




〈アリス〉

サヴァイヴと同時期にソフィー号の船員となった銀髪銀目の14歳の少女。元は傭兵団『キングフィッシャー』(アルバトロスを滅ぼした団である)の一員。基本的に無口かつ無表情だが、その鉄仮面の下は意外と感情豊か。物語のお姫様に憧れを抱く年相応な面もある。いわゆる不思議ちゃん。戦闘スタイルは蹴り技主体の肉弾戦であり、体内の血液を硬化する呪術『混血鉄器』と併用することでその威力はかなりのものとなっている。おそらくサヴァイヴより強い。それと、全ての呪いを無効化する非常に貴重な『解呪体質者』でもある。



〈ギギリ・ムスタファ船長〉

このソフィー号(正式名称は叡智のソフィーズ・ひび割れクラックド・王冠号クラウンと言うらしい。長い。)の船長。髭面の大男。豪快で包容力とカリスマ性があるが、たまに何を考えているか分からない不思議な性格をしている。



〈エグゼ・リヒター〉

サヴァイヴと同年代の少年。無愛想で自他双方に厳しい性格だが、根は優しい部分も。『処刑人』と呼ばれる、過激な思想で罪人を裁く戦士の一人。殺人者を徹底的に悪と断じていることもあり、元傭兵のサヴァイヴとは犬猿の仲だ(困ったものだ)。『処刑刃ルイゼット』と呼ばれる大刀を背負っているが、それは戦闘には用いず、通常は『処刑用制圧闘法』という特殊な体術で戦う。



〈リカ・プロントー〉

サヴァイヴと同年代の少女。ソフィー号の第4階層でウェイトレスをしている。誰に対しても敬語で話すが、気が強く、かなりツンとした性格。エグゼと同期で、サヴァイヴ達の一つ先輩にあたる。アリスからは姉のように慕われている。とある呪いの影響で嗅覚や聴覚が優れており、満月の光を浴びると凶暴な獣のように変貌する。



〈ベンジャミン・ゴールド〉

通称『ベン』。ソフィー号の警備担当の一人。サヴァイヴの同部屋の青年。ギャンブル、酒、煙草を愛する駄目人間だがやる時はやる。特殊な二丁拳銃『クエイルード・ブラザーズ』と『ルーレット』という呪術を扱い戦う。



〈シーナ・ドリュートン〉

ソフィー号のかつての船医『レイモンド・ドリュートン』の孫娘であり、サヴァイヴ達と同年代の少女。高い薬草の知識と、明るく人当たりの良い性格、そして策士で狡猾な部分も全てを活用して医術に役立てる若き天才医師。

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