【富山】 富山ブラック

 体調もだいぶ回復してきたし、挑戦してくるか……富山ブラック!


 いつものごとく、富山駅ビルの中の元祖富山ブラックラーメン『西町 大喜』に行ってきました。富山の駅ビルも何でもあるので、ホントに助かっております。

 お店の入口脇に富山ブラックとお店の解説文がありましたので、そのまま転載させていただきます(大喜さん、スミマセン!)


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 半世紀以上昔、ドカ弁やおにぎりを持った労働者のために、オヤッさんは濃い味付けでチャーシューのたっぷり入った、「よく噛んで」食べるおかずの中華そばを考え出した。

 昭和二十二年、終戦後のことである――。

 後に「元祖 富山ブラック」と呼ばれ、全国の食通に親しまれることになるその味わいは、噂に噂を呼び、富山祭りには千人もの行列をつくったこともあった。

 じいちゃんから、とうちゃん、孫へと、今や三世代にわたり親しまれている西町大喜。富山県民ならば知らないものはいない。これも、流行に左右されないこだわりの味を頑固に守ってきたからだと自負している。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 ほぅほぅ、なるほど。元々は肉体労働者のために作った「おかずとしての中華そば」なわけだ。こういう地元ならでは料理の歴史を知るのも楽しい♪


 さて、店内に入ってメニューを見ると、料理は「ラーメン(並・大・特大)」のみ。あとはライスや生玉子とかがあった。

 こだわりの味を知りたいので、一番オーソドックスな「ラーメン(並)+ライス」のセットを注文。


 しばらく待つと、やってきました『富山ブラック』!

 黒い! スープが真っ黒だ! スープの色が染みた太麺、大きなメンマ、ぶつ切りのチャーシュー、厚く切られたネギ、粗挽きの黒コショウ! まさしく『富山ブラック』!

 店員さんから「食べる前によく混ぜてくださいね」と言われたので、どんぶりの中をまぜまぜ。

 どんな味なのか、最初にスープを……レンゲがない。どこにもない。仕方がないので、どんぶりから直接ズズッと……塩っ辛ーい! 濃いんじゃなくて、塩っぱい! レンゲがないのは、スープは飲むものではないからだ!(多分)

 店内で、すでに2回ほど聞こえたお客さんの言葉。


 「すみませーん、ライスおかわりください」


 おぉぅ……ライス一杯ではキツいのか……これは強敵。。

 いただきます!(ずるるるるる)

 し、塩っ辛い……ラ、ライス(ぱくぱく)

 これはご飯が進むわ……(ずるるるるる、ぱくぱく、ずるるるるる)

 途中、スープを飲もうとは微塵も思わなかった(笑


 完食! ご馳走様でした!

 富山県民は、こういう味が好きなのかな。

 私には塩っ辛すぎて、今は舌がぴりぴりしております(汗

 隣の席で食べていた高校生くらいの男の子たちは「イケイケ、ガンバレ!」って言いながら、スープ飲み干していました。身体に悪いよー。


 もはや私の感覚ではラーメンの部類ではなく、『富山ブラックラーメン』という名のごはんのおかずです。常食できるような感じではないですね。でも、夏場に汗をたっぷりかいた後とかであれば、美味しさ倍増かもしれません。決して不味いわけではありませんので。


 ラーメン好きを標榜する貴方! ぜひご当地・富山で『富山ブラックラーメン』をお試しください!

 そうそう、富山駅南口側の駅前には、二郎インスパイア系の富山ブラックのお店もあるようでしたよ。ご興味のある方はコチラもチェックを!



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