詩集「不可世ノ最終号」

第1話「人生はあなたのもの」

命の終わり方

それは人それぞれ違う

本当のエンディングは

きっとどこにもない

音楽が流れて壮大な別れも

きっと映画だけ

人はなんとなく

死んでいく

なんとなくで消えていく

だからこそ心残りも多い

やるせない事が多い

でも生きた今までが消えた訳じゃない

それにいつ死ぬか分からないから

今ある人を大切に出来るようにもなる

そう思えば

人は良くできてるとも言える

だけど最期は辛い

分かっていれば助けれたかもしれない

そんな後悔するのもまた私たち人だ

そうして色んな渦が

世界にはあって

誰もが生きてから死ぬまでに

数々の修羅を超える

死を超えて生きる事

理解をしあって、輪になること

必要なものは多い

でも生きる事は正しいと私は思う

辛いときもあってこその人生であり

雨からの晴れ間にこそ感動はある

だから生きてしまえばいい

苦しみを追いかけず

自分の道を極めればいい

生き遅れても人生

泣いたって人生

だからあなたのままで

行けるところまで

行ってしまえばいい

だって

人生はあなたのものなのだから