第3話 ダンジョン
『ふぅ〜。かなり歩いたな。』
ステータスでのレベルアップを確認してから30分。俺は、とある場所を目指して歩いていた。
『ダンジョンか。RPGにはよくある要素だな。』
この世界は、レベリングが必須なので、集中的にレベリングする為にダンジョンというものがいくつも存在するらしい。
『とりあえず、行ってみるか。』
そして、さらに20分後、ダンジョンに到着した。
『にしても、大きいな。パッと見100階はあるぞ。』
このダンジョンは、敵のレベルが比較的高い。レベル40~60は必須である為、初心者なら死に場所になりかねない。
『1階層から攻略するか。』
記念すべき最初の相手は、ダストタランチュラである。毒属性の攻撃を得意とする敵だ。
『まずいな。』
なんせ、毒耐性を持っていない俺にとって、相性が悪すぎる。
『あれ?もしかして蒼弥くん?』
『もしかして葵か。』
『久しぶりだね。』
『うん。久しぶり。』
彼女は、十六夜(いざよい)葵。俺の幼なじみで年上の面倒見のいいお姉さんである。
『攻撃が強いな。キツすぎるだろ。』
『私が前で攻撃するから、蒼弥くんはトドメをよろしくね。』
『了解』
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