第14話 瑠璃の羽 🟣
真直ぐに降りたる雨や青紫陽花
半間を暮れのこしたる白紫陽花
岳人のブロンズ像やライラック
コンビニの跡にコンビニ山法師
ひとところ凹んでをりぬ麦の秋
向日葵や民泊に見る万国旗
折り畳み日傘たたんで入り来る
サルビアや熱砂の鳩を逃しやる
新任の監督若しサングラス
短パンにプーマ跳躍雲の峰
道に添ふ山川鉄路えごの花
道の駅しかない里の河鹿笛
たつぷりの水ゆつたりと夏の川
滝はねてオオムラサキの瑠璃の羽
猛暑日やビルの傾斜の迫る街
土用太郎胴体薄くなりにけり
少女らのくるぶしひかるサンドレス
カチューシャはいや痛いから青葡萄
晩夏光フリーランスに矜持あり
山国のサーフボートや夏惜しむ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます