異次元

第9話…新たな進歩

地場のちょっとした空間を見つける

以上に、全員の気持ちを一つに合わせるのは難しいと思う。でも…今までのやり方をやり続けたら無理だと分かっただけで進歩だと思う。

「3人共、向こうの世界に帰れるヒントを聞かせてくれてありがとうございました。明日に備えて今日は早めに休んでください。おつかれさまでした。おやすみなさい。」

細川さんが言った後、中西さんと片平さん、前田さんを部屋に案内した。

俺もすぐに部屋に戻り眠った。

次の日になり、みんな起きてきた。

顔を洗い、朝食を食べてから

細川さんが

「おはようございます。私から中西さんに説明をお願いしましたので

宜しくお願い致します。」

中西さんが

「おはようございます。昨日来たばかりで仕切るのも申しわけないのですが…皆さん体調は大丈夫ですか？今日はこれから気持ちを一つに合わせることをやりたいと思います。」

「難しいと思いますがこれからやるので気持ちを落ち着かせてください。」

深呼吸してください…ゆっくりとお願いします。皆さんいいですよ…それではここで絶対に戻ってやると強く心の中で思ってください……」

5分後…

「はい。楽にしてください。ここにいる皆さんは気持ちが一つになってますね。素晴らしいです。この状態だったら個人で作業をしていても気持ちがバラバラにならず、すぐに地場の空間を見つけることができるはずです。」

細川さんが

「そうですね。私達は毎日、絶対に戻ってやると思い続けていたので、成果ですね。」

「中西さん…ありがとうございました。それでは皆さんで手分けして地場の空間を探しましょう」

その直後…中西さんがピリッと何かを感じていた。