異次元

えこ

第1話…異次元…突然

俺は杉山すぎやまれん

大学4年でサークルも学校生活も

充実していた。


あの日が来るまで……


今から1ヶ月前のことだった…

その日は午前の講義が終わり

友人の牧田まきたと昼食を食べている時だった。


牧田まきたが飲み物を買いに

近くの自販機に向かった直後……


突然 目の前が霧がかかったように

なり体の力がぬけ 突然の睡魔が襲ってきた!

気がつくと…今まで見たことも

行ったこともない場所にポツンと 立っていた。


あるのは滑り台と大きな木だけだった。


俺は なにが起こったかわからず 

とりあえず滑り台をめざして歩いた。


でも歩いても 歩いても

滑り台にはたどり着かない。


滑り台が遠のいていく感じだった。


声をだしたくても 声もでない。

まわりに人影もない。

のども乾いてカラカラ

俺はその場に座り…

途方にくれていた。


何時間が過ぎたのだろう…

ポケットに何かが入っている。

出してみると飴だった。

袋を開け飴をなめようとした時、

飴が消えた…

びっくりした!


向こうから

少女が近づいてきて声をかけてきた。


「おにいちゃんも引きずり

こまれたの?」

「のど乾いてるの?

このお水飲んでもいいよ。」

「飴消えたでしょう?向こうの世界の食べ物は消えるんだよ。」


水筒を渡してくれた。


俺は少女にお礼を言った後、

水筒の水を飲みほした。


少女が…

「私の名前はさやっていうんだよ。

お兄ちゃんの名前は?」


「俺の名前はれんって言います。さっき さやちゃんが

「おにいちゃんも引きずりこまれたの?」って言ってたけど、どういうことか教えてもらえるかな?」 

 

「ここの世界とお兄ちゃんが元々いた世界の磁場に関係があると言われてるんだ。でもね。。おにいちゃんと私がなぜここに引きずりこまれたかは

まだ分かんないの。」


「そうなんだ…

さやちゃんは、ずっと一人で

ここにいるの?」


「ううん 一人ではないよ。

あっちに3人いるから行こうよ。」


さやに大きな木の所へ案内された。






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