第21話
。「少し、悲鳴があがったけどすぐ静かになったよ」
「なにか言ってましたか」
「『僕たちは金をもらいに来ただけだ、危害を与えるわけではない』と言っていたね、後、『青十字軍である』といっていたね。」
「変な名前を付けるんだな」
「プロかもしれない」と井端さんは言った。
「これは、犯人見つける手がかりになるんじゃないの」と北条さんは言った。
「なんで、そんなに犯人をみつけたがるの」と僕は言うと
「別に捕まえるために犯人を見つけるんじゃない真相を知っているのかが大事。」
「別に真相を知っても知らなくても変わらないけどな」と僕は言った。
「『青十字軍』と名乗っているからには、なにかの組織かしら」
「いや、かっこつけただけでしょ」と僕は言った。
「犯人は左手をけがしていることだけが重要な手がかりじゃ」と井端さんが言った。
警察は何やっているんだろうと僕は思った。
僕は、井端さんの家を出て、自分の家に戻ることにした。僕は銀行強盗の話を今度、佐伯にしてみようと思った。
もしかしたらいいアイデアが出てくるかもしれない。僕は、本を読むことにした。次の日、僕は佐伯の家に行くことにした。
「今日遊べるかい」と僕が言うと「空いてるから、家入りなよ」と佐伯は言い、僕は佐伯の家に入った。
「最近、銀行強盗が出ているの知っているか」と佐伯が言った。
まさか佐伯から話がでるとは思わなかった。
「ああ。知っているよ4人組の銀行強盗だろ、今時珍しいからニュースでやっていたよ」と僕は言った。
「4人組の一人が左手を包帯で巻いているらしいよ」
「あ、知ってる。それだけじゃわからないけどな」
「俺、今日みたんだ、左手に包帯まいている人を、あそこの家で」と佐伯は言った。
「いや、けど銀行強盗はここから、少し離れたところだよ」
「左手に包帯まいている人は確かにそんなにいないから怪しいかもと思ったんだけど」
「うーん、確認してみるか」と僕は言った。
佐伯が銀行強盗の特徴の人を見かけたので、これは大発見かもしれなかったが、左手包帯まいている人は意外といるんじゃないのかなと思った。
間違っていてもこれは話の種になるなと思い佐伯とその家まで来て様子を見た。
僕たちは、インターフォンを押す勇気はなかった。
銀行強盗ですかとまさか聞くことはできず、もし銀行強盗だとしてもはいそうですとは言うわけないので僕たちは、左手に包帯をしている人を尾行して真相をつきとめようとした。
いま、昼の12時であり、夜まで見張っていることにした。
3時になって、左手に包帯をした男が家から出てきた。
僕たちはそこを散歩している感じで距離をとり、男を尾行していった。
4人組は全員男だと言っていた。そのうちの一人を自分が尾行していると思うと少し興奮した。
佐伯と一緒に尾行するとばれる可能性があるので、僕は独りで尾行して後から、佐伯が来るということにした。
男は駅の近くまで行き、家に入っていった。
僕はここがアジトかもしれないと思い。
佐伯を呼んだ。僕たちは外で様子を見はっていた、しばらくすると、さっきの男ともう一人が家から出ていき、もう1人の男は、40代ぐらいの男だった。
銀行強盗のニュースで一人は40代ぐらいだったと書いてあったので、もしかしたらと思った。
2人は車に大きな荷物を積んで、ここから出て行ってしまった。
その大きな荷物にお金が入っているんじゃないかと思った。
もし金が入っているのだったらあたりだなと思った。
僕たちは歩いてきたので、尾行することはできなかったが、2人の住む家は見つかったので満足した。念のため、見張っておこうと、電柱にかくれて家を見張っていたら、中から2人の男が出てきたのだった。
背丈はさっきの2人と同じで、一人は30代ぐらいでもう一人は60代ぐらいのおじいちゃんだった。
僕らはその2人を尾行することにした。
2人は駅に向かって歩いて行った。僕は尾行しながら、1人どこかで見たことある人だなと思った。
60代ぐらいの人を僕はどっかで見かけた覚えがあった。ヴァンパイアの集会で代表を務めている一ノ瀬さんに似ていたのだ。僕は、後ろ姿を見ながらそうかもしれないと思い始めた。
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