第22話 他人之評価

 たぶん有名なvチューバーの人が、創作系の話をしていた。

 内容は創作の動機と言うもので主に創作を始める人には二種類いるらしい。

 それは、


・内発的動機づけタイプ

 主に二次創作界隈の人達に多いらしく、もしくは広めたいという動機でその分野における研究と探究心を持って活動をする。


・外発的動機づけタイプ

 社会に認められたい。

 無能な自分を認めたくない。

 一発逆転したい。

 報酬の為にやる。

 罰を受けるから。


 っと、めちゃくちゃ外発的動機づけが悪い言い方が多いのですが、その方はクリエイター養成所の講師していて、クリエイターに向いている最初のスタートが内発的動機づけタイプから入った人がやはり向いているらしい。


 長く続けていくと、

・内発的動機づけ→外発的動機付け

・外発的動機付け→内発的動機づけ

 に移行する人も多いけど、どっちも必要な要素ではある。

 ただ、1番のスタートが向いているどうか重要になるらしい。


 内発的動機づけから入った人は元々のかという事を答えられるらしい。


 そのvチューバーの方はクリエイター系の学校の講師をしていたらしく、「自分の作りたい物がある人」と挙手をしてもらうと半分しか手が上がらないらしい。

 半分は自分が何を作れば良いのか分からないけど、クリエイターなりたい人物達らしい。



 この話を動画で見て、


「あー……」


 と納得してしまった。

 私がWEB小説で感じていた違和感だなって思いました。

 多くの人たちって、評価とか書籍化に固執し過ぎじゃないかって。

・書籍化して自分の作った物語を世の中の人に見てほしい。

・アニメ化して自分のキャラクターが動いているところみたい。

・文章を書くお仕事に就きたい。

・印税で生活したい。

 こんな感じの話をよく聞きますし、最近では……

・なろうの本を読んでこんなもんなんだと思い、俺でも書けるんじゃねって思った。

 って話を素でしている人もおり、世の中そんなもんなんだなぁって思っておりました。


 私は自分がどうなりたいかという欲望の言葉よりも、「もっとこれを作りたい」「もっとこれを増やしたい」「もっと世間にこの考えを普及したい」「小説を書くのが楽しくて仕方ない」「小説を書かないと死ぬ!」というもっと根幹にある願望を知りたいなって日々人の意見を聞いて思っていました。

 リアルで会う創作系の人達も、自分の凄さアピールばかりで「何を作りたいのか」を語る人はほとんどいなかったですね。

 人それぞれではありますし、私の巡り合わせが悪かったのかと思っていましたが、恐らく創作をする全ての人達がという考え事態を持っていないんだなっていうことを改めて理解しなければいけないんだなと思ったしだいです。

 私の認識が極端で間違っていました。

 過激派でした。

 ごめんなさい世界。


 私も難解設定エログロサスペンスバイオレンスカルトサイエンスフィクションをもっと世の中に普及させいたいという内発的動機で動いている人間サイドで、読まれなきゃいけないというステップを踏んでいるの外発的動機に関しての行動を取っていると感じます。

 だから9年も同じプラットフォームで小説とエッセイ書いてるんだろうな……

 書きやすいしねここ。


 そして、そんな自分が★爆君を見ると、彼は結構見込みがあると思います。

 元々百合が大好きマンで百合を書きたいという動機で行動しているので、彼の★爆行為やアカウント購入行為も歪んでいるが内発的動機からきた手段の一つなんだと思います。

 書籍化を狙いたいとぼやいていたりしましたが、これがもし「書籍化して世の中に自分を認めてほしい」みたいな外発的動機マンだったとしたら、百合で天下を取るのは正直浅はかだと思う。

 これが書籍化じゃなくて、大賞を取りたいという「自分の実力を高めて、もっと感情表現や心理描写を尖鋭した最高の百合小説を作るんだと」という極めし者の言葉だったらマジで応援したかったんだけどな……


 だから、彼を応援しているのは、もっと内なる自分を高めていくべきなのに、楽な道へ進み、承認欲求を満たしてそのまま終わりそうな気がするからだ。

 せっかく自分が書きたい物がわかっている人間なのに、世間の評価という一番足かせになるものを一生懸命集めているのを止めてあげたい。

 一旦冷静になって自分を客観視しろ。

 自分はどれだけ取り繕っても大した人間ではないんだ。

 そこがわかって絶望しても死にはしない。

 人間、やる気があればどっから何処からでも始められるし高められる。

 読まれるつまらない作品が増えるより、読まれない面白い作品が増える方が全体として見てもよっぽど良い。

 そっちの方がワクワクするだろ?

 己を高めるんだ★爆!


 と、窓の外を見ながら思っています。

 まあ、私が思うそれが正解ではないし、ある意味人間モルモットとして彼がどういう小説家人生を辿って行くのか、私やこれを読んでいる人達の糧になってもらおうか。


 あ、因みに彼の新しい新作ラブコメ。

 15話まで更新して★130行きました。

 おめでとう!

 ちゃんと今度は完結させなよ。


 もういい加減、ちゃんと彼の作品読もうかな? でも完結させられないやんこの子……

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