「10月4日の雨」
「ずっと一緒にいようね」と
誓い合った君の姿は
言葉と裏腹に消えていった
優しさが君を傷つけたの?
今はもうわからないけれど…
10月4日の雨が僕を打つ
10月4日の雨が僕に降り注ぐ
「これからもよろしく」と
くすぐったく笑い合った部屋に
二人の面影はもうなくて
小さなあやまちの傷跡さえ愛おしい
いつか哀しみが二人の手を引き離したの?
10月4日の雨が僕に降る
10月4日の雨が僕を包み込む
いつか君が思い出の中に僕を見つけたら
きっと笑って手を振ると約束するよ
10月4日の雨が僕を打つ
10月4日の雨が僕に降り注ぐ
いつかやむ雨と知っていても
今はこの雨に打たれていたい
今だけは……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます