第158話 マイダンジョンの新たな住人たち
一週間ほどマイダンジョンに滞在したシーリスさんは、物凄くいい笑顔をして半月ほど留守にすると言ってきた。
どうやら自分だけでうちのダンジョンを開拓するのはもったいないと判断した模様。
まぁ、魔力を供給してくれる人(本人たちは知らない)が増えることはいいことだ。そして半月ほど経って三人が住人として加わった。
一人は髪が青くすらっとした長身の男性がエルムさん。エルムさんはダンジョンで育つという月下草の研究をしているらしい。
危険性のないダンジョンは非常に研究が捗ると言うことらしい。10株ほどの月下草とともにやってきた。
月下草というのは淡い紫色の花をつける鈴蘭のような植物で自然光の元では育たない。
葉っぱは魔力を吸い出し実は魔力を回復するポーションの原材料。
そうこの世界はファンタジー特有の奇病である魔力枯渇や魔力過多といったものは既に克服されているのだ。
エルムさんの目下の目標は月下草の薬効を上げることらしい。
一人は水色の髪の背の低い女性エルフのポーさん。
本業は花屋。趣味で養蜂をしている。うちのダンジョンでは
彼女からすれば異世界の珍しい花だ。興味深々といったところだろう。
そして最後の一人は熊獣人の女性プウさん。
農民。土地を借りて作物を作る小作人をやっていたけど、耕作出来る土地があると聞いてやってきた。有り難い事に色々な作物の種を持参してきたことだ。
「おぉ、これは嬉しいですね。自分、
三人を歓迎する。一応異世界駐屯地の周辺は自分の土地ということになっていて、その土地に生えたダンジョンは自分のものらしいですよ。で、ダンジョンを管理しなさいと。
これが有用なダンジョンだと国に召し上げられるんだけど、今のところただ広いだけのダンジョンだからね。
一応冒険者ギルドが出来るらしいけど、常駐するのは新人さんとベテランさんの二人だけ。
まぁダンジョンに異常があれば近くのギルドに駆け込むのがお仕事ですからね。
ギルドマスター?あれは自分の仕事だそうです。
今は「異常なし」って報告書にサインをするだけ。
一日一回ギルドに顔を出さないといけないけど、まぁそれでいいことになっているからそこは妥協かな。
ダンジョンに住みつくのはどうなのかって?それは問題ない模様。まぁ第一階層なんて湧いても最初はスライムだからね。
まぁうちはル○バが湧くんだけど。
「うちのダンジョンの第一階層だけど、スライムの代わりにル○バってのが徘徊しています。ダンジョンの表層を薄く削りながら動き回っているから魔石以外にも稀に鉱物をドロップするので大きいのは狙っていった方がいいですよ。鉱物はギルドに納めるよりご近所のドワーフに売った方がいいです」
とりあえず出没するモンスターの情報を提供する。
テイマーでなくてもテイム出来で、装備枠でついてくること、簡単なものなら持ち運んでくれること、掃除してくれることを説明する。
装備してないときは指定したところを日がな一日掃除していることも。
まぁテイマーでなくてもテイム出来るというのはおいしいかもしれない。
まぁ噂が広がったらそのときはそのときで・・・
とりあえず三人をダンジョンにご案内。
先住のオークのデュロックと横川アナのコボルトのポチを紹介する。
ポチはインターネットカメラを住んでいる所に設置しているのであまり近寄らないように指導する。
まぁ、ダンジョンの第一階層って温度・湿度が一定で快適な環境なので住めるなら住みたいよね。
三人は適当に距離を置いて住むようだ。
住める環境を構築する相談をしている。
J隊の人も手伝いをするようだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます