エピローグ


 さて、その後の話だ。


 まず、学園側の闇属性に対する差別について。

 元々、フラッグ学園長は従来から是正しようとして頑張ってて、ある程度効果は出ていた。

 ローグレードの校舎で闇属性の子たちが普通に過ごせていたのはその効果のひとつかな。あからさまな視線はあったものの、意図的にどうこうというのはなかったんだ。

 平民階級のひとたちも、うわって顔はするけど闇属性の子たちだけ売り買いしないとかなかったし。


 でもハイグレード校舎はそうじゃなかった。そこは、副学園長を思い出してくれれば納得すると思う。

 まああとは貴族たちの意識よね。

 さすがにここに通っている世代は今回の騒動になんか思うところがあったのか、闇属性の子たちには平民に近い反応を返してくれるようになったらしい。

 それだけでもハイグレードにいる闇属性の低位貴族子息子女からめっちゃ感謝された。そこまでひどかったかぁ…。



「今回の件、祖国に報告したら宰相含めた者たちが怯えたようだ。父がいい気味だと笑っていたよ」

「怯えた?なんで」

「三百年前にあったインダリア王国消滅の件、詳しく教えてくれただろう?似たようなことをしている連中がいたらしい」

「あら。じゃあツェルンガ皇国もプチっとしなきゃ」

「ふふ。精霊王ならそう仰るだろう、と父が発言したことにより、徐々に国内の制度も変わり始めたらしい」


 いい感じに暗めの、迷路庭園の奥にある東屋。

 そこで茶を嗜みながら私とユリウスは会話しながら待っていた。

 ユリウスの傍にはあのかごに囚われていた鳥型の闇精霊がいる。まだまだだが、真面目に修行を進めてるらしい。いいことだ。


 精霊にされたフランソワたちは、神殿から派遣されてきた神官たちによってその後フォローを受けている。

 うん、まあ私が一瞬で治しはしたものの、体が骨格ごと変化するっていうのはかなり負担がかかるからねぇ。未だに動きがぎこちない、言葉が出づらいなどの後遺症はあるものの、快方に向かっているとのことだ。


 そうそう。ミランとリオルはというと。


「メディ、ユリウス殿下!」


 ちょうど、リオルがミランと一緒にやってきた。

 その手は仲良く繋がれている…というか、ちょっとミランが恥ずかしげだから、リオルが手を繋いだんだね、うん。よきかな。


「どうだった?どうだった?大丈夫だった?」

「リオルのことになると本当にメディア様は勢いがすごいな…。無事、顔合わせも終わってリオルと婚約することになったよ」


 ミランの答えにリオルが照れたようにはにかむ。

 は〜〜〜、可愛い。



 ミランの火傷痕はそのままだ。

 知らせを受けてすっ飛んできたグランツ伯爵夫妻は、ミランのその姿にショックを受けた。

 夫人はぶっ倒れたし、グランツ伯爵はフラッグ学園長に怒鳴り込んだ…らしい。そこら辺はミストからの報告だ。

 そしてここからはミラン本人から聞いたのだけど、経緯を知ったグランツ伯爵はもうカンカンで、伝手を使って最速で国王への謁見にこぎつけた。

 嫡子が、婿予定だった婚約者から殺されかけたことは当事者同士の話し合いどころではなく、もう裁判沙汰だから。


 目撃者は多かった。

 フィリップはなんとか黙ってもらおうと画策しようとしたそうだけど、テオドールがそれを防いだらしい。あらま。

 テオドールの証言、フラッグ学園長の証言、そしてあの場で巻き込まれた生徒たちの証言もあり、アルスと一緒にいた面々は処罰を受けたそうだ。

 当然、ミランとジャックの婚約はジャック有責での破棄。


 で、空席となったミランの婚約者はどうするかって話になった。

 もうミランの美しい見た目は火傷痕で損なわれたと言う人もいる、ようするに傷物扱いだ。ふざけんなよ火傷があってもミラン綺麗じゃん馬鹿じゃないの目が節穴か。


 そこでミランは、リオルと結婚したいと訴えた。

 当然グランツ伯爵は渋ったけど、リオルの魔力量や魔法の腕前、学園での成績や人柄に唸り、更に属性を聞いて黙り込んだらしい。

 ま、もともとアンタが誘拐同然に養子にしようとした子だもんな。

 夫人は最初拒否感を示していたそうだが、ミランの説得に徐々に交流を始めたらしい。


 で、今日の午前中に両家顔合わせがあって、無事婚約した、と。


「良かったねリオルぅ〜〜〜」

「うわっ、ちょ…メディ、僕は子どもじゃないってば!」

「私から見たらみんな子どもだよぉ〜〜〜〜」


 リオルの頭を抱き寄せてよしよししまくった。

 ああ、あんなによちよち歩きだったリオルが!いい伴侶を見つけるだなんて!時間が過ぎるのは早いなほんと。

 苦笑いしていたミランが、ふと思い出したように声をあげた。


「メディア様、ユリウス殿下。ジェーン嬢は?」

「ジェーンも話し合いだって言ってたよ。終わったら来るって」

「まあ、テオドール殿のあの発言の件だろう…撤回は難しいだろうがな」


 あの場で堂々と宣言してたからね、婚約破棄。

 ジェーン自身は「政略によるものですから」とは言ってたけど、歩み寄りとか王子妃教育とか結構がんばってたんじゃない?それを無下にされるような発言だからな〜。

 ジェーンも幸せになってほしい、ホント。



 ちなみに私、メディアが精霊王メディフェルアであることは公表された。

 リオルが精霊王の「愛し子」であることも。

 愛し子の成長をそばで見たい(あとは主人公の動向を知りたかった)から生徒として紛れてただけなんだけど、やっぱり精霊王が人間のフリをしてすぐ傍にいたことには、びっくりしたらしい。

 人間態のときは人間として扱ってね☆とは言ったけど、まあまあ遠巻きにされる。だよね、知ってた。


 ユリウスとジェーン、ミラン、それからフランソワたちには今まで通りの対応をお願いした。

 だってせっかく仲良くなったのに恭しくされるのはちょっと…。

 リオルからもお願いしてくれて、みんな渋々といった様子で了承してくれたけど、今では「メディア様」と呼び名が様付けに変わっただけで、口調なんかは前のとおりだった。嬉しい。


 あ、あと精霊王像を建て替える話もあったらしいけど、たまたま私は人間の前に出たタイプの王だっただけだし、次代も同じかどうかわからないからそれは止めてもらった。

 というかぽっちゃりな精霊王像もどうかと思うよ!恥ずかしいわ!!


「ねぇ、メディ」

「うん?」

「…あの、ヤディール様…じゃなくて、アルスがどうなったかって」

「リオル」


 向き直って、にこりと微笑む。


「悪いようにはしてないよ」

「…うん」


 察してくれたので引き下がってくれたようだ。

 うんうん。敏い子は好きだよ。


「ところで、メディア様は三十年ほどこの国にいると仰っていたが」

「うん」

「その次は、どこか別な国に行かれるのか?」

「まあ、世界各国を順繰り数十年単位で見回ってるよ。今回みたいなことあるようだし。行き先は神様次第かな」


 ツェルンガ皇国はここ数百年は寄ってない気がする。

 うーん、候補に上げてもらうように神様に話してみるかな。


 ……うん?なにこの沈黙。

 リオルとミランはじっとユリウスを見てる。

 ユリウスは視線を下げている。

 ……うん??


「……え、なにこの空気」

「メディって鈍感だなっていうのと、ユリウス殿下が意外と尻込みするタイプだなぁって」

「こら、リオル」

「それらについては同意しますわ」


 この場にいなかったジェーンの声が聞こえて、振り返る。

 ジェーンも呆れた表情で、ヴァネッサに至っては苦笑いを浮かべていた。


 …うん?どういうこと?


 席につきながら、ジェーンはため息を吐いた。


「メディア様。あなた、何度かユリウス殿下から贈り物がなかった?」

「うん。花とかお菓子とかも。すごく嬉しかったよ」

「ツェルンガの皇族という立場上、軽々に誰かに贈り物はしてはいけないのよ。なのにあなたには贈ったの。それがどういう意味か分かって?」


 …んー?

 なんか、気軽にポンポン贈られてたけど、それはやっちゃいけなかったってこと?

 でもユリウスほどの人間が、そんな間違いはしないような…。


「ダメだこれ、分かってない」

「えー。リオルからダメ出しされたぁ」

「ユリウス殿下、ちゃんと言わないとメディに通じませんよ」


 ユリウスを見る。

 すると彼の顔が、褐色でも分かるほどに赤らんでいるのが分かった。


「……あなたの愛し子になりたいというわけではないのだが、あなたの傍にいさせてほしい」

「殿下、それもダメです」

「? いてもいいよ?」

「ほら」

「ぐ…っ」

「なんでメディア様はこれほどまでに人の機微に疎いのかしら」

「なんだかんだでメディア様は精霊だからかと…」


 えー?なになに?なんなのさ。

 なんでリオルもジェーンもミランも残念そうな目を私に向けるのさ〜。


 ぶぅ、と膨れていると、ユリウスがおもむろに立ち上がった。

 私が座っている席の隣まで移動してくるのに合わせて、隣に座っていたリオルが席ごと移動する。え、なに。

 ユリウスがその場で片膝をついて、私を見上げてきた。


 …おっとぉ?

 ここまでされたら私でも分かるぞ?


「精霊王メディフェルア。あなたのことが好きだ。愛している」

「…たかが精霊に愛を囁くとは、変な趣味だねぇユリウス」

「メディア嬢として出会った日々の積み重ねで惹かれてしまったのだから、仕方がない」


 精霊と人間の恋模様は、なくはない。子を成している者もいる。

 けれど生まれた子は多少精霊の力を引き継ぐものの、人間として生まれるため寿命は到底精霊には及ばない。世代を重ねるごとに精霊の力も失われる。

 …壊れる精霊がいるんだよね、稀に。子孫に自分の力の欠片すら残らなくなるから。


 だから精霊は人間を相棒とすることが多い。相棒程度であれば、壊れにくいから。

 人間側も年を取らない精霊相手に対して恋愛感情を抱きにくい。


 うーん。人間として過ごしたのが仇になったか。


「精霊は年を取らないよ。あと、人間と常識が違う」

「理解している。あなたから唯一の愛が返ってくることがないことも」

「ユリウスの気持ちを否定するつもりはないけど、不毛だと思うよ?」

「それでも構わない」


 若いのにねぇ。

 というか、こんなぽっちゃり相手にそこまで想えるなんて。


 まあ、でもこういう感情を向けられて悪い気はしない。

 たぶん、遅くてもユリウスが三十路になる頃には気持ちは薄れるだろう。


「特に何も変わらないと思うけど、それでもいいなら」

「…ありがとう」


 褐色イケメンが本当に嬉しそうに、嬉しそうに笑うものだから。

 可愛いと思っちゃったのは、普通でしょう。



 ◇◇



 精霊態の姿で、びゅびゅんと空を駆けていく。

 おうさま、おうさまと慕ってくる子たちに軽く答えながら目的地に到着した。


 くらい、くらーい森の奥。

 鬱蒼と茂ったそこに隠されていた洞窟に施された結界を通り抜け、人工的に作られた檻を覗き込む。

 そこにはひとりの青少年がうずくまっていた。

 薄汚くなったその姿から、誰も彼もから愛されていた彼だとは思いもよらないだろう。


『まだ壊れてない?大丈夫?』

『だいじょうぶ』

『元気過ぎるほどだよ』


 あら、そう。ならまだ大丈夫そうね。



 アルス・ヤディールはもうこの世に

 ヤディール家からは記録抹消されたのだ。単なる除籍という形じゃなくて、アルス・ヤディールという人物がいたという痕跡すら消された。


 そりゃあね。精霊王や神様に対しての不敬が過ぎたもんね。

 いや私は別にいいのよ?精霊王、なんて呼ばれてるけどそこまで尊ばれるようなことしてるわけじゃないし。

 でも神様は別じゃない?ちなみに神様、アルスの一連の発言を知って「ふーん」と言いながらサクッとヤディール家が管轄している領地への加護を止めた。

 …つまり、神罰という形であの領地だけ未曾有の災害に襲われる状態になったわけで。

 当然、ヤディール男爵家は火の車状態に陥った。しかもあのアルスの発言を王家が知っている、つまりは社交界が知ってるわけだから彼らに手を差し伸べるところなんてなく。


 両親が忙しさのあまり教会に足を運ぶことすら困難になった中、嫡男ディックは学園で私のもとにやってきて慈悲を乞うた。

 精霊から元に戻せる自信をあれに持たせてしまったのは自分だと。突然、精霊になってしまった自分を治療して、自信を持ってしまったのだと。

 だから自分を精霊に戻して、領地と民を救ってほしいと。


 ……ええ。

 あの子、義兄を実験台にしたの?マジ?


 さすがにちょっと同情した。神様もそれを聞いて同情した。

 でも何もせずに神罰を止めるのは難しいから、ディックの提案のとおり、彼を精霊にすることになった。

 ただずっとではなく、一年。神罰を代わりに受けるとして精霊になり、その上でアルス・ヤディールをこちらに引き渡せばディックは一年後に戻すと約束した。


 ヤディール男爵夫妻は泣いてたよ。…見ていて哀れだなぁと思うほどには。



 王家で戸籍の抹消処理が行われ、ただの「アルス」になった彼は私が引き取った。

 だって、ねぇ。

 前世の記憶を持っているわけでしょう?この世界に似たゲームをやっていたわけでしょう?

 あのゲーム、ちゃんと続編があったのよ。続編主人公はアルスじゃないし、全く違う国の人間だったけどこいつ何かやらかしそうじゃない?


 だって未だに「僕は主人公なのに」「精霊王も神様も僕の味方のはずなんだ、おかしい!」って言ってるんだもの。


 ゲームで知った攻略対象者の情報は、一致していたっぽいしなぁ。

 何に思い悩んでいるだとか。何に劣等感を抱いているだとか。そういったものを解消したり前向きにするための言葉と方法を知っていたアルスは実際に行動した。

 あのキャラクター数の中、よく覚えていたと思う。

 ゲームじゃない現実世界だからイレギュラーもあったであろうに、あれはちゃんと柔軟に対応していた。

 …本当に、残念だよ。ポテンシャルが良いのに本人の欲望のせいで台無しになったのだから。



 ふと、アルスの顔が上がった。

 でも私たちは姿も声も感知されないようにしてるから、アルスにとってはただひとりの空間だ。


「……どうして。僕は、主人公で…転生したんだから、僕は、幸せになれるはずで…」


 まだ言うか、こいつ。


「ジェーンも、ユリウスも、最初は仲良くしてたのに…なんで…リオル、リオルのせいだ。あいつがちゃんと、ちゃんと悪役令息にならなかったから…モブのミランがなんで出しゃばるんだ、テオが僕を信じてくれなくなったんだ、ジャックが死んだんだ」


 厳密には死んでないけどね、ジャックあれ

 内蔵をいくつか病んだから虚弱体質になって、侯爵家のお荷物として領地に追い出されたらしいけど。


「……大丈夫、大丈夫。フィリップがきてくれる。フィリップは、僕を最後まで信じてくれてたから…」


『あれ、まだ伝えてないの?』

『もう少し希望を持たせておいたから叩き落した方がいいかなと思いまして』

『おお、エグいエグい』

『えぐいー』


 アルスを監視し、生かしているのは二体の光の野良精霊。

 …精霊は、一生涯に一度だけ伴侶とひとりの子を残すんだ。私にはまだいないけど。

 私が四六時中アルスを見てるわけにもいかないし、ほっときすぎるのも良くないし…って考えてたときにこの光の精霊の親子が世話を名乗り出た。

 アルスに個人的な恨みを抱いていたからまあ、適任だったんだよねぇ。アルスはあの実験台としてこの精霊の伴侶を殺してるから。


 ちなみにフィリップは、毒杯を飲んでもう死んでいる。

 さすがに王家としても声高々と神と精霊王を貶した王子は生かせておけなかったらしい。

 第二王子の婚姻について影響が出ることも危惧されてたけど、そこらへんは第二王子関係ないし、ちょこっと様子見に行ったら第一と第三王子なんかよりも好人物で分を弁えてる人間だった。だからまあ、幸せにおなり?と帝国側には私の方から話しておいた。

 あの国の王様のびっくりした顔、面白かったなぁ。


『滅多にない機会だもの。人間の体をじっくりと研究しといて』

『はい』

『はーい』


「…っ、え、や、やだ、やだやだ!!もうアレはやだァ!!! ごっ、が…!ひ…ッ!」


 アルスの悲鳴をBGMに、私は鼻歌を歌いながら洞窟から出ていく。

 人間の生態って、精霊にとっても興味がある分野なんだよね。人間が精霊の生態に興味があるように。

 だって精霊は異性同士の伴侶じゃないと子を成せないから、同性同士で子が成せる人間は不思議でしょうがないんだよ。


 大丈夫、大丈夫。

 せっかく神様からもOKが出た実験体だもの、そう簡単に死なないよ。

 例えあの子たちに体を暴かれても綺麗に治る魔法陣をあの牢に仕込んでるし。ちゃーんと生きていけるから、大丈夫。自死もできないようにしてるから。

 あ、でもあまり痛みが酷いとキツイかな?痛みを快楽に変えたら協力的になってくれたりして。

 あとで魔法陣の術式の変更を神様と相談してみよーっと。



 さ、今日はこの後ジェーンとお茶会だ。

 ユリウスに私からはじめての贈り物を贈るんだ。その相談。


 最高の贈り物だと思ったんだけどなぁ。

 ユリウスを虐げてきた奴らの首をプレゼントって。ユリウスの父皇にとってもよくない?


 リオルに贈ってきたものとは違う、ユリウスのためになるものを、と考え抜いてきたのに神様やリオルやミランからも「それはダメ」ってダメ出しされちゃったから、ジェーンに相談しなきゃ。

 ジェーンなら高位貴族特有のやり取りとかも知ってるだろうしね。

 政略上どうしても、というのと、テオドールが真摯に謝罪したから再構築することになったジェーンの愚痴も聞いてあげないと。

 でもテオドールは今回の騒動で一皮むけたっぽいから、ちょっとずつ野良精霊が近づいてるんだよねぇ。ま、がんばれ。


 そして今夜はユリウスと一緒にお出かけだ。

 どこに連れて行こうか。この前は王都だったから、人間が足を踏み入れたことのないあの美しい湖に連れて行こうか。星空が湖面に反射して凄くきれいなんだよあそこ。

 見た目に反してあの子、純粋な反応を返してくれるから可愛いんだよねぇ。



 推しも伴侶(予定)を得て幸せそうだし、気に入った子たちも幸せになるために邁進している。

 私はこれからもサポートしていこう。あの子たちが、死を迎えるまで。

 



Fin.

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