「琉生、今日は、琉生の大好きだった動物園に行こうよ」

「動物園？行きたい！」

「そういうと思った」

梨々花は、琉生に『キラキラ動物園』と書かれた２枚のチケットを琉生に見せた。

「わーお」

「私は何でもできます」

と、ドヤ顔の梨々花。

「うっわ、えっらそ」

「人のためにしたことにい対してはドヤ顔でいいのです」

「なんだそりゃ」

　　　　　　　　　　　　　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

実は、梨々花が琉生を動物園に誘ったのは、記憶の鍵（キー）を探すためだったのだ。

（記憶の鍵（キー）を絶対探し出して見せる！）

梨々花が取った動物園のチケットは、実は琉生の思い出の場所なのだ。

だから、記憶を取り戻すのかと思い、こうして誘ったのだ。

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