女子力がない幼なじみ

もる!

第1話 女子力があるといじられる

俺は女子力があるといわれいじられる高野崎琉生。

「あ、女子力琉生だ」

「女子力さん、おはよ」

・・・こんな具合。

まぁ、自分でもネタになるし、面白いからいいけどね。いじめじゃないし。むしろおもろい(おもろい言うな)

まぁ、俺はこんな感じで色々と楽しく学校生活を

幼なじみに、あんな相談をされる前までは・・・

「ねぇ、琉生」

「ほうぉっ!?」

「何その声」

そう言い、クスクスと笑う梨々花。

「また、キーホルダーづくり、教えてよ」

「あの、その・・・」

「だめなの?」

じろりと睨みつけてくる梨々花。

「い・・・え。そ、んなことはな、いです」

「良かった」

「はい・・・」

俺は、幼なじみに頭が上がらないのだ。

「じゃぁ、放課後、私の家に集合ね!

梨々花はそう言うと、向こうに行ってしまった。

「はは・・・」

そう。俺は、女子力があるゆえに、こんな相談を梨々花にされてしまったのだ。

「今日も、頑張るしかないかぁ」

よーし、気乗りはしないが、頑張るぞ!(しないのかよ)

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