第20話 突然の襲撃
「……殺せ」
伊達政宗さんは試合が始まる前あんなにイキイキしていたというのに、
今ではもうボクが圧倒していた。
「やっちまえソラ! これで仙台藩は頂きだ!」
その時だった。
「殿!
戦国乱世は心休まる暇がない。
本州ではいっつもこんなかんじなのだろうか?
伊達政宗さんはボクに頭を下げた。
「ソラ、た、頼む、お前の力を貸して欲しい!」
今、まさに合戦が始まろうとしていた。
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