第53曲 I wanna go(1997)
好きな曲を挙げてみる。
「華原朋美(*1) - I wanna go(*2)」(1997)である。
この文集の「第31曲」で「keep yourself alive」(1995)を取り上げているので、華原朋美さんの作品としては、二回目になる。
最初、アルバムCD「storytelling」(1997)に収録されて、僕が親しんできたのは、それである。次の年に、シングルCDでも出ている訳だが、そちらは「Single Mix」となっている。
Windows 95(*3)の時代だったと思う。インターネット(*4)を利用したパソコンのアプリケーション「BackWeb」(バックウェブ)についての記憶が残っている人はいるだろうか。プッシュ型コンテンツ配信サービスのような言い方がなされていたと思う。日本語のチャンネルも複数あって、小室哲哉(*5)さん関連のチャンネル(*6)もあった。
そのサービスでコンテンツとして、パソコンのモニター上で、或る時期愉しまさせてもらった記憶があるのが「I wanna go」なのだ。確か、スクリーンセーバーとかが配信されてきていた(ダウンロードされて表示できた)と思うのだが、違っているかな。
その頃から、この曲のことは好きだったけれど、いま聴くと、後のTRUE KiSS DESTiNATiONの作品群に繋がるようなサウンドだと思える。
「storytelling」を聴くと、クールなつくり(?)のサウンドを、華原朋美さんのメちゃんこ可愛らしい声がリードしているという感じで、何だかキュンともする。
*1 かはら・ともみ。朋ちゃん。
*2 西暦1999年には女性三人組のAN-J(アン・ジェイ)が「笑顔が見える場所〜I WANNA GO〜」のタイトルでカバーした。
*3 Microsoft Windows 95(マイクロソフトウィンドウズ95)。
*4 モデムを利用していた時代。その接続の際の懐かしい音を聴きたい人は、スポティファイで「kiss destination komuro」等と検索して「INTERLUDE -www.komuro.com -」を再生してみてほしい。……ビコンビコンビコンガーーーー。
*5 こむろ・てつや。哲ちゃん。いや、僕にとってはTK。
*6 小室プロデュースの音楽CDの売り上げに、どれだけ効果があったのかが、僕の興味である。そもそもBackWebサービスの知名度は、どのくらいだったのだろうか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます