第46曲 chocolate(2020)
好きな曲を挙げてみる。
「Isabela Merced(*1) - chocolate(*2)」(2020)である。
「the better half of me」(2020)全五曲、に収録されたのが初出のようである。
前にも書いた通り、僕は本当に映画も見ないので女優さんであることを知らなかった。
スポティファイに表示された、このEP(?)(*3)のジャケット写真画像を見て、とても魅力的だなあと思って聴いてみたのが初めてである。
よくよく検索してみて気づいたのが年齢で、最初に思ったより若くてちょっとびっくり。僕は他人の顔を見て年齢を判断するのがスゴく下手であることを自覚してはいるとはいえ、それは年齢が高くなればなるほど難しいといった感じのはずなのだが……。
話がズレるが、ミレニアム(*4)前後の浜崎あゆみさんがマス・メディアでスゴかったときにタレントさんたちの目の周囲のメイク(*5)が強く黒くなった印象があったなあと。浜崎あゆみさんは、そういうメイクをする以前の顔でも可愛くてみんなそれを知っていた訳であるが、その頃から《売れ》だした強く黒いメイクの人たちの場合は、それがみんなが知っている顔になってしまった訳で、何だか大変そうだなあという感じがするのであった。
或いは、ギャル系(*6)のメイクでガングロ(*7)かというくらい強くても、結局もともと可愛い人っぽいと可愛いなあとも思ったり。
こういう風に容姿のことに触れるだけで嫌な人もいるようだが、「美人好きは罪悪か?」(*8)という感じもなくはない。
*1 イザベラ・メルセード。女優。歌手。アメリカ合衆国オハイオ州出身。
*2 歌唱によれば、チョコラーテと発音。
*3 いー・ぴー。Extended Play。エクステンデッド・プレイ。収録曲がシングル盤とアルバム盤の中間といった感じのものを言う。例えば、iTunes Storeでは三曲以内はシングル、四曲〜六曲はEP、七曲以上はアルバムと定義されているようだ。Spotifyでも同じように見えるが、タイトルにEPと付いていると三曲であってもきちんとそう表示されている場合がある。
*4 Millennium。千年紀。
*5 Makeup。
*6 ぎゃる・けい。僕が、この女の子ギャル系だなと思うときには、自分の好みの見方しかしていない、表層しか見ることはできない。文化としてのギャル系は全然知らない。コギャルについて知らなかったのと同じである。コギャルで言えば、文化としての、ということの意味は、例えば今井俊満(いまい・としみつ)という芸術家が注目したものが、おそらくそれだったろうということ。彼はコギャルを「現代の日本で唯一オリジナルな存在」と捉えたらしい。でも、コギャルっていなくなったのかな? いまいるとしたら、コギャルのコスプレーヤーなのかも知れない?
*7 ガンガン黒い。
*8 小谷野敦(こやの・とん)の本(ちくま新書)のタイトル。
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