第7話「アルテパセラン国篇01 砂上の国へ」

ーデュティ

この前は、良くやってくれた。

敵の無力化までしてくれて私は感心している。 

ュグドテリァ帝圀の為、良くぞ尽力してくれた。


今回はアルテパセラン国のオフィシィ・ザルビス。

アルテパセラン国は小国ながらも厄介な国だ。

今、メガルダ山を越え、シャルタル国を責めるのではないか?と噂されている。

その作戦の指揮を取っているのが、ザルビスと言うヤツらしい。我々としては、争いは避けたい…でも、アルテパセラン国の情報が少ない。

そこでお前にアルテパセラン国を探って欲しい。

今回の作戦用にガラァとガラァを操る事の出来るディムを用意したよろしく頼む。

作戦の詳細やアルテパセラン国の基本情報については2枚目に書かれているからしっかり頭に入れる様に。

                           

ーゲラン



ーー出たよ。

また上からこの言い方。

別に帝圀の為とかじゃないんだけど…。

ーー所詮は、暇潰し。

長い長い時間の中の本気の暇潰し。 

 オフィシィ⁇策士家ってとこかな?

ーーまずは…その辺りに詳しい魂を捕まえて。

まぁ、行ったらなんとかなるか…。


ーー添えてあった資料は薄っぺらでなんの役にも立たなさそうだし。

 今度、しばらく家を空けるから。郵便物、部屋の前に貯めて置いて。

「あぁ、わかった…なんの仕事だ!?」

 …潜入。

「センニュゥ…?」

 配膳したり?掃除しながら…情報集めたり?

聞いちゃったぁ!聞こえちゃったぁ‼︎

ソレならやれる‼︎

また、モアのかっこ可愛いいとこ見れるんだぁ‼︎

「…ォレ、またやってやってもいいけど…??」

 別にこの任務に2人もいらない。むしろ、邪魔。

ーー''ッ。

勝手に話に入ってくるなっ‼︎

今回は勝手に決められたくない。

…こいつ盗み聞きしやがって。

「ハァッ!?」

ーーこいつが出て来なければ、捕まったりせずに済んだ物を…。

 この前の任務もこいつは、邪魔しかしてなかった。別に独りでいい。


えっ⁈もしかしてアレの事?

「モ、モアだって…!」 

ッゥ…でも…この話をしたらモアに怒られる‼︎

嫌われる‼︎

ぃッ嫌だッ‼︎

嫌われたくないぃッ‼︎

「ぅぅぅぅぅう''っオレは…役立たずだったのかぁぁああ!!」

「あっレオリオッ!!どこ行くの?!」

「ッウ…!ォレ先に帰ってるぅぅぅぅうう!…」 

「なんだアイツ。」

 …さぁ?7日くらい留守にするから。

「気をつけて行ってこいよ〜!」 

 あぁ。

ーーさすがに子綺麗な格好はしていけない。

- - - - -

「どなたですか?」

モアだけど?

「モアさぁん!珍しいですね!!」

 こんなのくれる?

「いいですよ!どれでもどうぞ!!」

 どう?村から来た青年に見える?

「似合いますぅ!

そのグリィの線が入った、ブラウスラァにノヮルのカァディナルもとっても似合いますよ!!」

 くれる?

「いいですよ!これからお仕事ですか?」

 あぁ。

「ケガしないで下さいね!」

ーーにっこり。

いつもの笑顔を向けて来る。

 あぁ。大丈夫。

ーー「絶対」しない。 

 帰って来たら、絵を見せて。

「わかりましたぁ!待ってます!」


>>しゃっ

「そこの-_-の髪の---_-!

---と遊ぼぅ!」

 何して遊ぶの?

「- - - -、いい事して!」

 残念〜。俺もそうしたいけど、今は金が無くて。

「あらぁ、この------もしかして--_---帝圀の?--_--?

___ねぇ!」

 叔父さんがくれたんだ。帝圀で木こりをしていてさぁ。

「ザルビス殿で人を集めて---_!」

 じゃあ、手直すよ。どこに住んでるの?

「んふ!ぇえとねぇ----_-村の…。」

ーーにしても、この格好は目立つ。

まさか、山1つ超えただけでここまで変わるとは…。 

早急に服を手に入れないと…。

 この服、交換しようぜ。

「する!する〜っ!」

ーーこれで、簡単に潜り込めそう。

1部言葉がわからないけど、こっちの言葉は魂に響いてるはず…まぁいい。

アルテパセラン国、確か…ザルビス宮殿。

禡での移動が、面倒くさい。

>>がさ がさ

>>ぎ ぎゅし

 サビナ村から来たヴァンです。

ーーアルテパセラン国、ザルビス…山超え作戦の主要人物の1人。

さぁ、どこまで話が進んでるかお手並み拝見。 

「お前、--_-_-した事ある?」

 なんでも出来ます。

「……--__--。クレオパティシオン様のお部屋__。」

ーー残念。

ザルビスにはならなかった…。

それならそれて方法を変えるだけ。


「…あいつ、クレオパディシオン様のお部屋の担当になったぞぉ…。

何人か見めが良いのが行ったけど、駄目だったらしい。

あいつは、どうなるやら…。」 

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