茜色の記憶
長谷川 千秋
第1話 追憶
これはいつかの記憶だ。
私をあの場所へ連れて行ってくれた列車が、今目の前で停車している。
あの時列車に乗らなければ、違う未来もあっただろう。
だが私は彼女の手を取ることを選んだ。
どんな運命が待ち受けているかも、この先自分の選択を後悔しながら生きることになるとも知らないまま。
だが今の私は、恐れを知らないかつての少女達を愛おしく思う。
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