【異世界の謎組織が変態でコミュ障だったんやが?】

1名無し(新人)

黒タイツみたいなピチッとした服着て、黒ローブ、謎感だけはやたらだしてる女にあって殺されかけたんだけど質問ある?


2名無し分身

気になる


3名無し分身

そこまでの流れ詳しく


4名無し分身

イッチ、イベント多いなぁ


5名無し分身

不幸の右手でも持ってるんか?


6名無し(新人)

本日はダンジョン探索の依頼を受けたんやで。ルミィと一緒に向かってたらロリポップも来たんや

『アタシも行くわ! 文句ある!?』

『なぜでしょうか。勇者様に近づき無理矢理にレギオンに加入させようとした詐欺師崩れが』

『ご、ごめんって。謝ったじゃない……普通に団長に新種のダンジョンを見てこいって言われてるだけなんだもん』

『それなら、別の道筋で行けば宜しいですね。勇者様、口に先ほどのお昼の汚れがついているのでお拭きします』

『対応の温度差が凄すぎて、アタシ風邪ひきそう』


7名無し分身

これは熱と氷使い


8名無し分身

対応の差よ


9名無し分身

ルミィちゃん、ロリポップちゃん嫌い定期


10名無し分身

でも確かに別々で行けば良いのにとも思うな。レギオンって派閥なわけだし


11名無し(新人)

まぁ、修行で一人で行けと言われてるらしい。でも、一人は寂しいから一緒に行きたいと言いたいんだと思うで。まぁ、ルミィは嫌いだろうけど。


そんなこんなでダンジョンに向かったで。それがこれや

【画像添付】



12名無し分身

入り口は洞窟みたいや


13名無し分身

地下に続いていきそうな感じやね


14名無し分身

ほんで?


15名無し(新人)

かなり暗い場所だからさ、ロリポップはめっちゃ恐れてた。ルミィはこんな人は置いていけ見たいな感じだけど。意地でもついてくる感じやったね。

まぁ、ロリポップは前線で俺たちは後衛みたいに陣取り安全に進んだ。ロリポップは結構強かったで、魔物もバンバン倒してくれるし、ワイ達よりも速いのは間違いないで


16名無し分身

へぇ


17名無し分身

有名レギオンの新星というわけあるね


18名無し(新人)

それでな、ダンジョンも進み続け奥底まで辿り着いたんや。因みにここまで三時間くらいかね。


19名無し分身

頑張るな


20名無し分身

お前はもう休め


21名無し(新人)

ほんで奥底にはね、ダンジョンマスターがおったよ


22名無し分身

おうおう! 我等が本体と同じか


23名無し分身

ダンジョンマスターの心臓部にはダンジョンコアがあって。倒すとドロップするんやろ


24名無し(新人)

この世界ではかなり高値で売れるらしい。食べると沢山の経験値がもらえて、スキルも覚えられる可能性もあるとかね。だからまぁ、戦ったよ。

ボスが現れた瞬間に


ルミィ『勇者様、これはあの小娘が倒した後に後ろから不意打ちをして頂ましょう』

ロリポップ『聞こえてるわよ!!』


25名無し分身

ヤクザやん


26名無し分身

ルミィは根に持っています


27名無し分身

ほんで?


28名無し(新人)

こっからよ。ダンジョンコアをゲットしんだけど(ほぼロリポップが倒した)

ロリポップ『まぁ、殆どアタシが倒したんだけど。これはアタシだけの功績とは言えないから分けてあげるわ』

ルミィ『そうですね。三等分に致しましょう。わたくしと勇者様が三等分のうちの二つを頂きます』

???『いいえ、それは私が頂くわ』

三人『『『ッ!!!』』』(ワイ、ルミィ、ロリポップ)


急に声がして流石にビビったで。


そこに立っていたのは、赤髪が腰ほどまで伸びてて、仮面をかぶってて顔見えず。黒いローブ、黒いピチッとしたタイツを着ている女やった。顔見えないがこれだけでわかる。きっと下は美人や


29名無し分身

ちょっとまって。その前にルミィがかなりゲス発言をしている所詳しく


30名無し分身

ルミィ『そうですね。三等分に致しましょう。わたくしと勇者様が三等分のうちの二つを頂きます』

ほぼ何もしてないのに、三分の二貰おうとしてて草


31名無し分身

これは交渉上手


32名無し分身

最初に後ろから不意打ちをすると言っておいて、下げておく。その後に三等分の二を貰うと宣言。まぁ、不意打ちよりはあげておいた方がいいかと思わせる心理戦術


33名無し分身

これは異世界の錬金術師


34名無し分身

ほんで?(赤髪黒タイツローブについて)


35名無し(新人)

???『私の名はルビー。そのコアを渡して貰うわ』

ルミィ『ここまで何もせず、わたくし達の後をついてきたのですね。わたくし達が手に入れた途端に後から、奪おうとするとは恥を知るべきです』



36名無し分身

お前がいうな定期


37名無し分身

ルミィ、それはお前や


38名無し分身

いや、お前や


39名無し分身

ほんで?


40名無し(新人)

ロリポップ『ルビー……そう、噂の黒衣の宝石団ブラックジュエリーズね』

ワイ、ルミィ『誰?』

ロリポップ『裏の組織よ。裏世界で色々と日夜戦っている奴らよ。こうやって他人の持ち物を取ったりするとかなんとか』

ルビー『失礼な人ね。私達は世界のために活動をしているの。さっさと渡しなさい。命が欲しければね』

ワイ『異世界はヤクザみたいなのしか居ないのか……というか格好が変態すぎる』

ルビー『本当に失礼ね……まぁいいわ。それで殺されるか、渡すか、二つに一つよ』

ワイ『作戦タイムを貰っても?』

ルビー『認めるわ』


 ここから、話し合いね。


ワイ『どうする? 俺としては渡したくない。このコアはかなり貴重なものらしいし、俺の目的のためにも貰っておきたい。ここまで血の滲むような労力をかけたわけだしな』

ルミィ『わたくしとしても渡したくはありません。ここまで苦労をしたわけですし』

ロリポップ『アンタ達ここ来るまで、しりとりとかしてた癖に! 殆ど倒したのアタシよ! アタシ! ア・タ・シ!!! ……行けない。冷静に冷静に。アタシは冷静に。コホン、アタシとしてもここまで労力をかけたわけだし、渡すわけにはいかないわ』

ルビー『作戦タイムは終わったかしら?』

ワイ『悪いが、これは渡せないってことで決着がついた。というわけで欲しいなら……よし、行け! ロリポップ! 君に決めた!』

ロリポップ『え!? またアタシ!?』

ルビー『そう、その行いがどれほど愚かか身を持って知りなさい』(不可視の斬撃)



 ワイの頬から血が噴出する。ロリポップちゃんはなんとか剣で防ぐが壁まで飛ばされる。


ルビー『さて、返答は?』

ルミィ『ぎゃあああああ!! ゆ、勇者様!!! い、今すぐお拭き致します!!』

ロリポップ『アタシの心配しなさいよ! 壁まで吹っ飛んでるんだけど!!』

ルミィ『消毒は沁みます故……』

ルビー『騒がしい連中ね……それで? どうするのかしら?』

ワイ『に、二度目の作戦ターイム!!!』

ルビー『認めるわ』





41名無し分身

騒がしい連中すぎて相手も困ってるで


42名無し分身

異世界は血の気の多いやつが多いね


43名無し分身

不可視の斬撃かぁ


44名無し分身

ロリポップちゃんが飛ばされるのはかなりの強敵の可能性


45名無し(新人)


ルビー『さて、そろそろ時間よ』

ワイ『やっぱり渡せないな。これは……俺が貰う』



 ここでワイは思ったわ。そういえば分身だから死ぬことはない。それにワイはどうにかしても、日本に帰ると。


 魂に決めていた



46名無し分身

これは異世界主人公


47名無し分身

待ってたよ、君の魂の煌めきを


48名無し分身

異世界主人公VS異世界変態集団、レディー、ファイト!!


49名無し分身

イッチ、勝てるの?


50名無し分身

勝てるのかよ。相手は不可視の斬撃使いだぞ!!


51名無し(新人)

勝つさ



52名無し分身

かっこいい


53名無し分身

これは異世界主人公ですね


54名無し分身

カッコ良すぎて、かっこうになったわね


55名無し分身

>>54

意味不明


56名無し分身

ほんで?


57名無し(新人)

まぁ、負けたよ。勝てるわけないじゃん? こっちレベル5で固定だよ



58名無し分身

それは笑う


59名無し分身

負けるんかい


60名無し分身

そこは勝ってくれ


61名無し(新人)

ただ、最強勇者分身の方が強そうだった。中堅分身なら難なく勝てるんじゃない? ロリポップはあれはこの世界でも最高峰の実力者だから負けたのは恥じなくて良いと言っていたけど


まぁ、負けたのは気にしてないよ。コアは無事だしね


62名無し分身

!!???


63名無し分身

無事なんか!?


64名無し(新人)

元々、コアの強奪などが起こりそうだなと思ってたからね。ダミーとして、ガラス玉みたいなのを予備として持って行ってたんだ。

手に入れたら、こっそり変えておいた



65名無し分身

こ、これは!?


66名無し分身

イッチ君、大勝利ー!!


67名無し分身

流石だぜ


68名無し分身

ルミィも褒めてくれたでしょ?


69名無し(新人)

めっちゃ自己肯定感上がるほど褒めてもらった。今もワイ褒めのBGM聴きながら、膝枕で耳かきしてもらってる


70名無し分身

羨ましすぎて死んで欲しい


71名無し分身

こいつ分身だから、殺しても死なないで? 毒状態にして生き地獄にしてやればいい


72名無し分身

生きてるのではなく、死んでないだけの状態にしてやろう


73名無し分身

まぁまぁ、そんなにするとイッチ君可哀想だから……ここは爪を全部剥いでいくぐらいにしておこうや


74名無し分身

>>73

優しいんじゃないんかーい!?


75名無し分身

厳しい!?


76名無し分身

でも、世界最高峰相手にそんな事して良いのか? 偽物ってバレたら怒って襲撃されるんじゃ? 謎の表舞台には上がってないほどの組織でしょ? 情報統制とか徹底してるやばい組織なのにそんなことしていいのか?


素直に渡しておいた方が無難だったんじゃ?


77名無し分身

こ、これは!?


78名無し分身

悪魔の真実イビル・トゥルー降臨


79名無し分身

そんなヤバい組織なら渡しておくのが無難だったね


80名無し分身

い、イッチ。死んでも生き返るからセーフ


81名無し分身

大丈夫、イッチは分身だから


82名無し分身

イッチ君、それでダンジョンコアはどうなったの?


83名無し(新人)

取り敢えず、半分個にして渡した。半分は売却しておきました。それでそれと元手に拠点を作ったで。家を借りたんや


84名無し分身

美少女(頭おかしい狂気娘)との共同生活スタート(異世界ヤクザ)(異世界謎組織に喧嘩売っている)


85名無し分身

これは異世界主人公


86名無し分身

あるあるネタ詰め込んだような生活やね


87名無し分身

それにしても、ここまでの展開早いわ。疾風迅雷やね


88名無し(新人)

まぁ、せやろ? こっから手がかり探してみるわ。学校とかもあるらしいし。色々本とかも探してみるよ


89名無し分身

ほなよろしく


90名無し分身

こっちも最近ダンジョン開拓進んでるしね


91名無し分身

なんと、1から5階層までを不思議のダンジョン化に成功したで!


92名無し分身

更に一回に入れる侵入者の数を五人までに制限もできるようになった!!


93名無し(新人)

ダンジョン開拓も疾風迅雷やね


94名無し分身

これからも両方がんばりましょか


95名無し【本体】

ほな、イッチ。そろそろスレ溜まってきたら、次はスレ立て直してくれや


96名無し(新人)

おけやで




◾️◾️



 暗い夜、とある一室にてルビーは苦渋の顔を浮かべていた。自身の手に収まる綺麗な青色の宝石。これはダンジョンコアという希少な物かと思ったが、実際はただの石ころであったのだ。



「やられたわ」

「る、ルビー様」

「あの黒髪の男、随分と舐めた真似してくれるのね。コアを渡す時の苦渋を舐めたような顔は演技だったというわけね」

「る、ルビー様?」

「サファイア。あの男を調べて、黒髪のユーモニクス族と一緒にいた男よ。ついでにあの聖女の下っ端娘。超新星の女もね」

「りょ、了解いたしました。天明界も動き出していますが……」

「そう……大魔王の復活。その序章がついに……ならば序章で幕引きをさせてあげればいいだけだわ」

「さ、流石でございます! ルビー様!」

「コアは失敗だけれども。こんなのは誤差よ」

「そ、そうですよ! そんな下っ端、我々の崇高なる目的に比べたら」

「それはそれとして調べておいてね。あの黒髪、絶対に許さないわ」

「あ、はい。それと、例の魔法学校に神器があるとか……」

「えぇ、そうね。急だけれど、学校に入るわ。手続きを至急しなさい」

「よ、喜んで!」

「それよりも至急、あの黒髪ね」

「あ、はい」



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