きっと誰が！

きっと誰が！

ボクは登山が大好きだ！しつこいぐらいに山に登っている！一日に二回、山に登るくらい！そのくらい山登りが大好きなのだ！

　ある時、ある山で人が死んでいた！！心の底から驚いたが自分にはどうする事もできないと思った！　このある山、ボク以外にも登山している人がいる、だから他の誰かさんがなんとかするだろう？と・・・

　ボクはイヤだった、面倒なことが、死体の発見者になってしまったら！ボクの大切な時間を奪われる！なんとか生きてる！死にそうだ！ならまだしも！

　ここで、他者を頼るのは悪い事ではないと誰かが言っていたのを思い出した！コレは誰かになんとかしてもらおう！

　この死体、よく目につく場所にあったから！ボク以外も誰かしら発見するだろう、心の底から死体の冥福を祈りながボクは山を堪能して下山した。　山から自宅までは数時間の距離、車を運転しながら後ろめたい気持ちも少し感じつつ帰路に着く、そして！家で山で見た死体の情報を得ようと調べたが、情報が出てこない！！

亡くなっていたあの人は一体誰なんだ？気になって仕方がない！どうして何の情報も出てこない？

　「あっ！」と声に出した、わかった、亡くなっていたあの人はまだあの山にいる、あの時山にいた人たちもボクと同じ様に考えたのだ！

　・・・なんて事だ！こうなったらー

「うん、だるい！」はっきりと口に出して喋った！きっと、きっと今度こそは！あの時山にいたボク以外の人が通報するだろうし、明日も登山する人もいるだろうし・・・・眠たいので、寝る！起きて、覚えていたらーボクが通報しよう