嫌われ者

@marude1123

嫌われ者

 ピー助は嫌われていた!それは人の気の毒な身の上話を大笑いしながらきくからだ!

「おい!いい加減にしろ、人の気持ちが分からないのか?人の人生を笑うなんて、最低だぞお前!」ある日誰かがピー助を怒鳴った。

「人の人生?アハハ!そんな物、他人とっては娯楽だよ!心が痛む時もあれば暖まる時もあるし、笑える時もね、何日か経てば忘れてしまう、映画と一緒・・・ボクのも笑っていいのよ?」といつもこんな感じ!

 ピー助!奴は憎たらしい事に嫌われるくせに他者を嫌わない、全人類を大親友だと思っている!「誰からも好かれる人にはなれないけれど!どんな人でも好きになれる人間にはなれる」と誰も聞いてないのに何度も大きな声で言っていた。

 そんなピー助は自転車を大切にしていた。ピー助は自転車の事は何でも知っている!なによりも!自転車をバカにされただけで激怒していた、その激怒は人を恐怖よりも笑わせた。

 ピー助はある酷い事件の原因にもなった、ある男!名前をエイ太という男は名前も知らない女性に恋をした。シャイなエイ太は女性に声をかける事が出来ないで日々を悶々と過ごしていた。

 エイ太が悩んでいる!どんな人間でも心の底から愛するピー助には全てお見通しだった、だからこんなアドバイスをした。

「簡単に深い知り合いになる方法がある、お前は車の免許を持っている!から、その女を車で跳ねたら?知りいになれる!」

 エイ太もピー助の事は嫌いだったが実行してしまった、その結末は?

女性は結婚していて、妊娠もしていた、エイ太に跳ねられて二人とも亡くなってしまった。

 エイ太はピー助にアドバイスを受けた事を告白して自殺した。これを聞いてエイ太の家族、兄弟のマル夫とあと女性の夫のユウ平は大激怒したが、ピー助は知らぬ存ぜぬで通して、全部が有耶無耶に・・・

 有耶無耶になって数日後、ピー助の自転車が盗まれた、狂わんばかりに泣き叫ぶピー助に誰一人同情なんてしなかったが、事故が発生していた、ピー助の自転車を盗んだ奴が死んでいた。自転車のブレーキが壊れていて、激突したのだった!盗んだ奴は死んだ、死んだのはコウ吉いう、みんなから可愛がられている奴でコウ吉の死はみんな悼んだ、ピー助も泣いた。

 そして誰がピー助の自転車のブレーキを壊したの?という話に! ピー助を殺そうとした容疑者はマル夫とユウ平!二人のどちらかにコウ吉の死の原因がある、と白い目で見られる事に・・・

 実はボクがピー助!なのだが二人とも犯人ではない!ボクが自分の自転車に細工をしていた。自分が乗る時にだけブレーキを直して乗っていた!のだったー

 誰にも言えないこの秘密!今度みんなに教えよう😁 

ボク!どうなるのかな?

 

 

 

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

嫌われ者 @marude1123

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ