初心者探索者でダンジョンマスターって大変なんですけど!? ダンジョンマスターだってバレないようにダンジョン運営頑張ります!
夜桜 赤龍
プロローグ 世界の対応
20××年5月19日、日本時間17時00分全世界で突然大規模な地震が発生した。
これまでにないほどの大規模な地震に世界中が混乱し頭を抱えうずくまる者と世界の終わりを予感して両手を組んで神に祈る者で溢れ返った。
どれくらい続いたかわからない地震は突然発生した時と同じく突然ピタリと鳴りを潜めた、人々は突然消えた地震に顔を上げまわりを見て自分達が助かった事に安堵した。
だが地震から助かった事に安堵し自分達が暮らしている地球が今までとは違う星になっているのに気付いたものはいなかった。
地震が終わった事で世界各国は自国の被害を確認するために軍を動かして調査に奔走していた日本もその一つだ、そして調査の最中見つけてしまったのだ今まで自国に存在しなかった建造物や穴が無数に現れたことに政府は軍に命令し怪しい建造物や穴の調査を行った。
そして調査の結果わかった結果に政府関係者は驚愕した。
突然現れた建造物や穴の中に見た事もない緑色の醜悪な化け物や植物に鉱石などが無数に存在していたのだ。
軍は調査の時化け物と遭遇し戦闘を行おうとし装備していた銃を発砲したが使用できない事に気付いた、幸い銃を撃てないだけでナイフなどの武器は使えたので銃を使えない事に混乱しながらも接近戦で戦い何とか勝利した。
そして倒した緑色の醜悪な化け物のいた場所には小指の爪程の小さな紫色の宝石が落ちていた。
軍は化け物を倒して落ちていた紫色の宝石と周囲にある未知の植物や鉱石などを回収して帰還した。
政府は軍が回収した未知の物を国の研究機関に渡し調査を命じた、それによって判明したのは軍が回収してきたものが全て地球に存在しない物であり何か未知の力があることしか分からなかった。
日本政府は軍が戦った化け物の容姿や落とした紫色の未知の力を持つ宝石そして突然現れた建造物や穴からまるで漫画や小説などに出て来る
これによって世界に存在する全ての未知の建造物と穴はダンジョンと呼ばれる事になった。
そしてダンジョンと呼ばれる事になった事を皮切りにそのダンジョンで手に入る物も漫画などに出て来る物に当てはめて呼ばれる事になった。
ダンジョンに出てくる生物は全て
日本政府はダンジョンの資源を集めるために国民に対してダンジョンを解放する事に決定した、この決定に対して世論は大きく二つに分かれた。
一つはダンジョンと言う未知の存在は危険であるこんな危険な場所を日本国民に無責任に解放して死人が出たらどうするのかと言う者達。
もう一つは日本の漫画やアニメや小説などに出て来るダンジョンが本当に現れてそのダンジョンに自分達が入ることが出来ると心躍らせて解放さえれるのを今か今かと待っている若者達だ。
この世論を知った日本政府はダンジョンに入るための条件として以下の条件を国民に記者会見を開き伝えた。
第一項 ダンジョンに入るためには日本を含んだダンジョンの一般解放に賛成した国々で主導して作られる世界ダンジョン探索者協会が発行する探索者証を持っている事、探索者証は各国の探索者協会で試験を受けて合格した者のみが発行される、また探索者証を発行されたものは今後「探索者」と呼称する。
第二項 探索者証を発行されダンジョンに入ることが許された探索者はダンジョンで手に入ったダンジョン資源アイテムと呼称を手に入れる事ができアイテムは各国探索者協会支部にて適正価格で買い取る事が可能である
第三項 ダンジョンは未知の危険が大いにある為ダンジョンを探索する場合探索者は自己責任のもとダンジョンでの探索を行いダンジョン内で如何なる危険があった場合でもその危険に事件性が無い場合に限り国は一切関与しない
第四項 これら第一項から第三項までの条件を満たし同意した者のみをダンジョンに入ることを許可するまたこれらの条件はダンジョンという未知の存在に対しての初の試みである事から今後新たに条件が増える可能性もある
これが世界探索者協会を作った各国が公表したダンジョンに入るための条件が記された初めての条項になる、これを受けた日本国民はダンジョン探索に賛同していた者達が日本に作られた探索者協会に続々と集まり日本国民の約半分が探索者になった。
世界規模でダンジョン探索に対して対策などがされ近い将来ダンジョンに寄る新たな時代が来ると予感するには充分な時代の転換期になりこれからの時代を自分達が作っていく事に探索者達は希望に満ちた栄光の道を歩んで行くことになる。
一方、世界にダンジョンが現れ世界が変わっていき時代の転換期を迎えているなかこの物語の主人公は生まれたばかりの小さなダンジョンの中にいた。
「え? 何ここなんで私洞窟なんかにいるの?」
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