第4話 赤

覚えているかな。

僕達は赤を求めていたよね。

そうかなって。

そんな意地悪な事は言うなよ。

僕だけだったのかな赤を求めていたのは。

そんな事はないよね

信じてるよ

君の事をね

でも、赤は存在した。僕達にね。

それは永遠だと今でも思うよ。

僕にとって君は白でもあったし、赤でもあったんだ。

白と赤だけで十分だったよ。

でも

君はもういない。

そろそろ、眠くなったよ。

まだ、話したいのかな。

わかったよ。

いいよ。

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