友情の登山

@marude1123

友情の登山

 この話はボクの人生に永久に刻まれた話!だ

ボクの名前はピー助!そんなピー助には友だちが二人いた、名前はユウ太とウメ吉!本名だ、三人は幼い頃からいつも一緒だった。

 この三人にとって運命の日!ボクらは山登りをする事に!随分まえからの計画だったが三人の予定が合わず延び延びなっていたがこの日ようやく三人は山を登る事が出来るので!三人はワクワクしていた。

 そうして始まったボクピー助が友情の登山と名付けた山登り!三人は大声で腹のそこから笑うばかり!楽しくて、楽しくて!

 「・・・・うん!おーい、はしゃぎすぎ!」

笑うのに疲れたユウ太が二人にツッコミを入れる。

「なんだい!なんだい、ワー、ワー!」ユウ太が呆れても騒ぐのを止めないボクピー助とウメ吉!ウメ吉なんて、走り回っている

 「ヒャハハ、ヒャハハ!・・・グェー!」

ウメ吉がボクピー助とユウ太の視界から消えた! 二人同時に「あ!」「あ!」と言う!

 ウメ吉はー、三人で山を登っていて、ガケがあったから、そこから落ちた、転がり落ちた。

 ウメ吉の笑い声は絶叫に変わった!ボクピー助とユウ太は二人で転がり落ちたウメ吉を探しまわった!

 発見するのに少し時間を要したが、見つけた時、ウメ吉の状態はとにかく酷い!状態だった。

 ボクピー助はどうしていいのか分からす泣いてしまった!が ユウ太が「落ち着け!」と言ってボクピー助を泣き止ませた。「うん!」と答える

 ウメ吉は気を失っていたが目を覚ます。

「うーん」「ウメ!大丈夫か?」二人でウメ吉に問う

 「あー、うん」ウメ吉の答えは弱々しい

「・・・」ウメ吉の状態、「うん」と答える事が出来ても良かったと言えない状態だ、二人は言葉が出てこない!

 「エヘヘ!はしゃぎすぎちゃった!」なんとかしゃべっているウメ吉

「そうか!うん!うん!」

「良かった!大丈夫そうだな!」

少しも良くないし、大丈夫そうでもないがそう言うしかない、気を落ち着けて周りを見てみると なんと!我々!迷っていた。「・・・」

言葉にならないこの状況に二人は絶句した。

 「ワッーハハハ」と急にウメ吉が笑い出した、二人は狼狽えたウメ吉がおかしくなったのだと。

「迷った?迷ったね?オイラのせいで!ごめんね!」 二人で我慢した。おかしくなってない!元々こういう奴だった!

 こういう場合、本来ならば動かないで助けがくるのを待つのが正解なのだが、その判断がその時のボクらには出来なかった。

 二人は担架を作ってウメ吉を乗せて運び始めた。運び始めて数時間は余裕だ!大切な友だちのためなのだから!でも数時間が何度か過ぎたら「フーーー」とイライラしてきた。でもまだまだ「ウメ吉しっかり!」と励ます余裕ぐらいはある

 遭難して暗くなってきたので、明るくなるまで休憩を始める、食料はお菓子だけ、飲み物も残り少ない!少しづつ消費する、もうすぐで全部なくなりそうだ。

 三人は疲れきってきた二人は歩き疲れて一人は痛みに苦しんでいる。「・・・」会話がなかったが突然ウメ吉が語り出した。

 「・・・ごめんな、二人とも!オイラのせいで」

「いつもの事だろ?」とユウ太は励ます、すると「ウッウー」と泣き出した。

「そういえば二人にはいつも迷惑ばかり・・」

「止めろ、らしくない!」ボクピー助はウメ吉の言葉を遮る「そういう意味じゃなくて!ユウ太は、気にするな!と言いたいの!」

「オイラ、死にたくないよー、二人に恩返しがしたいのに何もできない!」

「・・・・」

「お前らには感謝しかない、俺みたいな変な奴と友だちになってくれて」

「お前は良い友だちだよ!面白いし・・止めろよその感じー」とユウ太

ウメ吉が泣いている!二人も堪えきれずに泣いてしまった、三人で泣いた。

 いつの間にか眠っていた、ウメ吉は痛くて眠れなかったようだ。

そしてまた、二人は一人を運び山をさまよう!

そしてまた、周りは暗くなる! その場で休み、ウメ吉は自分が元気である!二人を安心させるために笑顔で喋り続ける 「帰ったら、お前らには恩返しするぞー覚悟しとけ」弱々しい笑顔だった。二日目の夜に食べる物!飲み物!

は尽きた、もう動かないで助けを待つことに!

ウメ吉は体の痛みで眠る事がでないので三人の思い出話をしゃべっていた。二人の疲労はもう限界!懐かしいな!と思いながら、うん!うん!と聞くだけだった。

 そして、また二人はいつの間にか眠っていた。

 二人が目覚めたら、ウメ吉は死んでいた、二人は取り乱して大泣きでもしたかったが、疲れていてそれができない、ウメ吉の顔は笑顔のままだ!

「・・・」遭難して三日目!ウメ吉は死んでしまった。ボクピー助にはある技術があったからある考えが頭の中を埋める。この考え、早いほうがいいのでユウ太に告げる

「ユウ太、ウメ吉を食べよう!」

「・・・うん?食べる?何が?」

「ウメ吉を食べよう」 

「何を言っている?」

「血は喉を潤し、肉は腹を満たす!」

「・・・!?」ユウ太はボクピー助の正気を疑う顔をしていた。

「まぁ聞いてくれ・・・ウメ吉の願いは、我々に恩返しをする事だった!が死んでしまた!だから、その死体を、ボクは美味しく調理する技術がある、人間の死体は始めてだけど、出来る!自信がある!死体が我々の糧になる事でウメ吉の願いを叶えてやれる!」

 ユウ太はそれを聞いて何処かへ走って行ってしまった。ボクピー助はユウ太が帰ってくるのを信じてウメ吉の調理を始める!

 そしてほぼ一日かけて、ウメ吉全部を使った料理が完成した、と同時にユウ太が戻ってきた。

 「・・・」完成した料理を見てユウ太は絶句していた。

「美味しそうだ」とユウ太が呟く!そして二人でウメ吉を食べた。

 全部食べた!と同時に救助がきた、実はボクピー助とユウ太は数時間前に救助されたのだが!何故だろ?もうユウ太とは会えない気がする!がウメ吉とは永久に一緒!それはユウ太も一緒だ、だから!ボクピー助はこの遭難した登山を友情の登山と名付けた。

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