第50話 一週間の終わり

魔王と友達?になってからグリフォナに帰った。


そしたらアスター達が

「どんだけ心配したと思ってんの!?」


とまぁ大変お怒りになっていらっしゃった。


なんとか許してもらったがご機嫌をとるのに時間がかかった。


そんな事がありつつも約束の一週間は案外すぐ過ぎてしまった。



「また帰ってきてね。」


「帰ってくるよ。暇だからね。」


アスター達が見送りしてくれるみたい。


「ううーもうお別れかー。寂しくなるなー。」


「まあまぁ。ちょくちょく帰ってくるよ」



「それじゃ、ばいばい。」


「「「「ばいばーい」」」」」


俺は「瞬間転移」を使用し、家に帰る。

アスター達には「瞬間転移」については話している。



◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️

ん?なんだろう?

家の前に転移したんだけれど、なんというかいつもの雰囲気では無い様な気がする。


レク達はどこへ行ったのだろう?

ナータ「気配察知」を発動してくれ。


『不可能です。』



なんで!?もしかして何かしら妨害とか受けているのかな?


だとしたらまずい。レク達が危険かもしれない。


玄関のドアを開ける。

「レクー?おばちゃん?ヴィオレ?フト?」 


皆の名前を呼びつつ警戒をする。


そしてリビングへのドアをあけると


パーン!


「お帰りなさい!ご主人様!」



前の世界で見ていたクラッカーを皆が発射していた。


「うわ!」


驚いて尻餅をついてしまう。


「な、なんでこんなサプライズみたいな…」


「やったー♪ご主人様驚いてるー。」


「いつもお世話になっているお礼を込めて皆でメリーにサプライズをしようってことになったの。」



「そうよ、私たちのご主人様!」


「あ、そうなんだ。ありがとう。うれしいよ。」


なんか反応が薄くなってしまったが本当にうれしいのだ。



「メリー。今日はたくさん楽しみましょう。」


「うん。ありがとう。レク。おばちゃん。皆。」

 



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