第50話 一週間の終わり
魔王と友達?になってからグリフォナに帰った。
そしたらアスター達が
「どんだけ心配したと思ってんの!?」
とまぁ大変お怒りになっていらっしゃった。
なんとか許してもらったがご機嫌をとるのに時間がかかった。
そんな事がありつつも約束の一週間は案外すぐ過ぎてしまった。
「また帰ってきてね。」
「帰ってくるよ。暇だからね。」
アスター達が見送りしてくれるみたい。
「ううーもうお別れかー。寂しくなるなー。」
「まあまぁ。ちょくちょく帰ってくるよ」
「それじゃ、ばいばい。」
「「「「ばいばーい」」」」」
俺は「瞬間転移」を使用し、家に帰る。
アスター達には「瞬間転移」については話している。
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ん?なんだろう?
家の前に転移したんだけれど、なんというかいつもの雰囲気では無い様な気がする。
レク達はどこへ行ったのだろう?
ナータ「気配察知」を発動してくれ。
『不可能です。』
なんで!?もしかして何かしら妨害とか受けているのかな?
だとしたらまずい。レク達が危険かもしれない。
玄関のドアを開ける。
「レクー?おばちゃん?ヴィオレ?フト?」
皆の名前を呼びつつ警戒をする。
そしてリビングへのドアをあけると
パーン!
「お帰りなさい!ご主人様!」
前の世界で見ていたクラッカーを皆が発射していた。
「うわ!」
驚いて尻餅をついてしまう。
「な、なんでこんなサプライズみたいな…」
「やったー♪ご主人様驚いてるー。」
「いつもお世話になっているお礼を込めて皆でメリーにサプライズをしようってことになったの。」
「そうよ、私たちのご主人様!」
「あ、そうなんだ。ありがとう。うれしいよ。」
なんか反応が薄くなってしまったが本当にうれしいのだ。
「メリー。今日はたくさん楽しみましょう。」
「うん。ありがとう。レク。おばちゃん。皆。」
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