第38話 植物進化
ようやく皆の強化が終わった。
もう深夜である。
皆の分の部屋はあるからいいけどまた増築しようかな。家。
それはまた今度でいいかな。
取り敢えず今は寝よう。
色々疲れたからね。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
新しい朝が来た!
さて昨日植えたお米とか見に行ってみよう。
「な、なんじゃ!これ!」
畑に着いたのだが、なんかおかしいなと思ったら俺がお米を植えた所から日本のやつより何倍もでかい稲が生えていた。しかもかなりの量埋めたのでジャングルの森みたいな感じになっている。
なんで?異世界ってこんなもんなのか?
『どうやらマスターの魔力と苗が反応し莫大な成長を促した様です。』
これ、どうやって収穫すればいいんだろう。
『土の表面より上の部分だけを刈り取れば良いです。
また再度植える手間も省けます。』
凄い稲だ…
てか、問題なのは味なのだ。
この世界にも炊飯器ってあるのかな?
取り敢えず刈るか。
魔力で剣を作り振り抜く。
それだけで全部の稲がアイテムボックスに収納された。
ちょっと炊飯器買ってこようかな?
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
一旦家に戻ってきたらフトがなにか作っていた。
「メリー。お帰りなさい。畑を見に行っていたの?」
「そうなんだ。でも、昨日植えた筈なのに何故か今日で収穫出来ちゃったんだよね。」
「何の品種なのよ…それ。」
「で、でも!これでご飯は解決だし、結果オーライだよ!」
イアレがフォローしてくれた。いい子だ。
「で、フトは何を作っているの?」
「私?私は今炊飯器を作っている。」
ナイスタイミングだけど何で?
「何でだい?」
「なんかね。天からのお声が聞こえてきて。
炊飯器を作りなさいって。朝起きたら素材が置かれていたの。」
天からのお声?もしかしてナータさんが根回ししてくれていたのだろうか。
『はい。私がフトに依頼していました。素材は低位の物質ならマスターの魔力で創造可能ですので。』
低位の物なら自分で作れるのか。
でも現代の炊飯器なんてどうやって作るのだろう。設計図とか無いよ。
『それも問題ありません。設計図はマスターの記憶を読み取り「鑑定」し作成しました。』
だからフトなら作れるってわけか。
「で、出来た!これがご主人様の知識にあったお米を簡単に炊ける装置!」
訳を聞いている間に出来たようだ。
フト、凄いな。
「なら、使ってみてもいい?」
「勿論!私も見てみたい。お米が炊ける瞬間を!」
というわけで皆が集合した。
「今から森の方にある畑で、採れたお米を炊いてみるんだ。」
「ご主人様が作ったの?」
「そうだよ。」
「というわけで炊いてみよう!」
ボタンをポチッと押す。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
「おおー!凄い。ご主人様の発想力は流石だ!」
「凄いわね。ボタン1つでこんな簡単に炊けてしまうなんて。」
「このお米もとっても美味しいです!」
どうやら皆にお米が大好評の様だ。
「美味しいね。」
自分でも思うくらい美味しい。
日本で食べていたどのお米より美味しく感じる。
お米の保管方法は大丈夫だけど、野菜とかどうしようかな。
やっぱり大きい冷蔵庫が必要だよね。
作ろうかな?
まあ、後でいいだろう。
そして皆でお米を食べた後お米の保管方法について教えた。
昔によくあった俵での保管をしてもらう。
これも皆直ぐに理解してくれた。
これでお米の保管については大丈夫だろう。
んじゃ後は…野菜とかだね。
これについては多分俺が冷蔵庫を作れば解決だろう。
どうせ植えたらすぐに生えてくるだろうしね。
外に出て冷蔵庫を作ることにする。
これも手慣れたもので直ぐに作る事が出来た。
俺からの魔力は遠距離からでも供給可能なので
まぁ取り敢えず停電とかしても冷蔵庫が止まったりはしない。
よし。これで野菜を保管できる。
後は料理を教えるだけかな…
て思ってたんだけど…
「私料理作れるわよ?」
レクがどうやら料理を作れるようである。
エルフの国でお嬢様だったからかな。
「そうなんだ。なら皆に教えてやってくれないかな?料理を作ったりするのを当番制にしたくてさ。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます