説明はAIがおこなってくれるの巻
数分後、気を失っていた俺は目を覚ました
「なんだったんだ今の痛みは?」
【説明します、パラディアでの世界専用に体組織を作り替えました】
咄嗟に体勢を取り直し周囲を伺う体勢を取る
「誰だ?」
【説明します、私は貴方に与えられたサポートAIガレ@/ム\#リュ=%#“$€と申します】
「は?」
余りに混乱してしまった俺は思わず間抜けな声をあげてしまう
サポートAIだと?
「あ〜、ちょっと待ってくれ、混乱してるので少し待って欲しい」
【かしこまりました、現在オーナーの命令の為待機中……】
完全に頭の中で声が聞こえてるなコレ、一体どういう事だ?
少し頭の中を整理しよう、飛行機で帰省中成田到着前にドラゴンに乗機を攻撃され墜落、いやこの時点で大分おかしいんだが
えっと、その後パラシュートで落下した後に脳内で何某かを討伐とか言ってたっけ?
でパラ何とかように体組織を変化?
あれ? これってまさかだが何とか転移って奴じゃないのか?
「あ〜、もう一度色々聞きたいんだがいいかな、ガレ何とかちゃん?」
【ガレ@/ム\#リュ=%#“$€と申します、お呼びにくければ名前を変更して頂いて結構です】
「んじゃガレムで、えっと、もう一度聞くけどここは地球じゃないの?」
【個体名変更作業終了、コレよりサポートAIは個体名『ガレム』と設定されました、この世界で地球と呼ばれる天体は存在しません、この世界の名はパラディア、貴方の認識による異世界と言うものに間違いありません】
確定しちゃったか、いやどうするよコレ、この年で異世界転移とか、もうそういう情熱は無くなってるっての
「う〜ん……」
おっと、彼女のお目覚めか、そうだ? 他の人はどうなったんだ、周囲は荒野の為見回すと1km圏内で全員の無事が確認出来た、俺は大声で周りの人間に集まって貰うよう指示した
数十分後
「いや〜えらい目にあったな〜」
「本当に、でも貴方が無事で良かったわ」
「あ〜、酷いですよ、問答無用で投げ出すなんて」
「すまんかったな、本当に時間がなかったんだ」
「さっきはありがとうね、お陰で助かったわ」
「叔父さん有り難う」
叔父さん……、いや仕方ないもうそう呼ばれる年だ
「あの、私も先程助けて貰ったんですね、有り難うございます」
「いや何とか助けられて良かったよ、それよりもとりあえず自己紹介としないか?」
皆が頷く、ここは俺から名乗るとするか
「俺の名は風間大輔、32歳独身、現在絶賛恋人募集中だ!」
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