第7話 初体験の時の話

僕はあそこが大きくて女性に喜んでもらえたこともあるが、逆に大きさが理由で嫌われたこともある。


詳しくは僕の国際恋愛体験を記した方のエッセイも見てほしいが、少し紹介するとこうだ。


最初にできたタイ人の年上の彼女は僕のあそこの大きさを見て、ため息するほど嫌がり、結局僕の念願だった彼女と過ごす一夜は叶わなかった。


韓国人女性とデートした時もそうだ。僕のを見て人間じゃないと叫んだかと思えば、やることだけやってそそくさと出ていかれた。


初体験時も似たようなことがあった。



僕の初体験は、大学生になってすぐだった。


僕は初日の英語のクラス分けテスト会場でどストライクな女性に一目ぼれした。


その女性と仲良くなることはなかったが、その人のことを考えない日はなかったし、その人と仲良くなれずとも他にも美人が周りに多く、僕はワクワクしていた。


しかし、ワクワクする僕をよそに、僕の初体験は少しぽっちゃり気味のヤンキーにささげることになったのだった。


茶色と黒の2色の髪に舌ピアスをした小柄な女性。


目はまんまるでかわいらしい女性だったが、僕の当時の好みは清楚系だったため、正直少し戸惑った。


一方で、僕は彼女のタイプだったようで、出会った日から付き合ってもいないのに授業後に腕を組まれたり、手をつながれた。


毎日好きだとかタイプだとか言われ、勉強に誘われたり、一緒に登下校したいと言われ、友達のいなかった僕もそれに付き合っていた。


ヤンキーではあったが、とても感じのいい子だったし、正直一緒にいて悪い気はしなかった。


ある時、僕は漫画喫茶に行こうと誘われ、一緒に行くことにした。


僕は漫画喫茶のイメージがなく、喫茶店のようなところで漫画をゆっくり読むものだと思っていたので、真っ暗な個室に通されたときは驚いた。


僕は漫画を読む気でいて、読みたい漫画を夢中になって探していたのだが、その子は漫画に興味を一切示さず、僕にキスをしようと誘ってきた。


僕は当時、完全な童貞。


キスも知らなかった。


最初は断った。


付き合ってもいないし、僕は彼女は全くタイプではなかった。


それよりも美人ばかりの大学、一目ぼれした子もいる。できれば彼女と付き合うところまではいきたくないと考えていた。


しかし、僕は初めて女性と暗い密閉空間で2人きりとなり、興奮を抑えきれなかった。


彼女に顔を舐められ、彼女のはく息を感じていた。


僕のあそこは暴発するのではないかというほど、ぱんぱんに膨れ上がっていた。


彼女はそれに気づいていて、たびたび触っては、大きいねと耳元でささやいた。


僕はついに抑えきれなくなって、キスをしようと言ってキスをした。


最初からねっとりと舌の絡む濃厚なキスで頭がパンクしそうなほど興奮していた。


同時に、緊張で変な汗が出ていたし、口の中は乾燥して気持ち悪かった。


最大化したあそこは今か今かと待ちわびており、痛みすら覚えるほど暴発寸前だったのをよく覚えている。


しかし、セックスまではいかなかった。


僕が臆病になってやめようと言ったからだ。


すると彼女はがっかりした様子で一気にテンションが下がっていた。


がっかりした彼女を見て申し訳ない気持ちになった。


店を出ても道端でキスしたいと言われ、キスをした。


僕は再び性欲を抑制できなくなって、ついに僕は初めてだから怖いんだけど…と言ってセックスを了承した。


彼女は、よしきたと言わんばかりの笑顔で、両親のいない実家に誘ってくれた。


彼女の部屋に入って、僕らは濃厚なキスを始めて、彼女リードでセックスをした。


彼女の初体験は中学生の時で、既に複数の男性とやったというので、僕は完全に受け身になった。


え、やば・・・大きい。こんな大きいの初めて。


興奮していた彼女は僕のを見ると少し恥ずかしそうな表情をする一方で、にこやかに笑っていた。


そのまま僕のあそこを挿入した。


コンドームは?


僕が聞くと、ごめん、ないと言われた。


僕は一瞬不安になりつつもあまりの気持ち良さにどうでもよくなってしまった。


初めて合体すると僕は1秒もしないうちに爆発して、中に出してしまった。


それに気づいてか気づかずにか、彼女は腰を動かした。


彼女の動きは極めてゆっくりだった。


少し動いたかと思えば、僕の上から時折降りて、大きいなあ…と少し困った声で何度もつぶやいていた。


また、時折ちょっと痛いかもと笑いながらも乾いた声で言われた。


痛い…と言っては、動きを止め、困った様子をしていた。


僕はその間何度も中に出してしまっていて、彼女が僕の上から降りる度に膣の中から僕のと思われる液体がぼたほだと滴り落ちた。


それでも彼女はどうにか続けてくれて、ようやく終わるとベッドのシーツはかなり汚れていた。


そのまま甘い時間を過ごすのかなと思うほど、僕はニヤけていた。初めてのセックスは僕の脳をめちゃくちゃにしていた。幸せすぎたひと時だった。


しかし、彼女はというと、なんでこんなに大きいのかな…と少し不満そうに、ひきつった笑顔の困り顔でぶつぶつとつぶやいていた。


すると、シーツ洗濯しないと、と言ってどたどたとあわただしくなった。


適当な様子でシャワーを浴びてと言われて、シャワーを浴びた後、彼女は冷めた様子でバイバイと言って僕を見送った。


僕は混乱していた。


最後のあれは、何?なんであんなあっけなく解散したんだろ?


不思議に思ってメッセージを入れたものの返事はなかった。


そして次の日から彼女は授業を欠席するようになり、大学に来なくなった。


その理由は誰もわからなかった。


僕は、ひょっとして大きかったのがまずかったか?痛いと言ってたし、傷つけた?…と思うようになり、不安になった。


あるいは、親にバレて僕といることをやめるように言われたのかもしれない。


いや、中にも出してしまっている。それは間違いなく不機嫌になる要因だ。でも誘っておいて避妊具の用意はなかった。


今でも彼女が急に冷たくなり、大学に来なくなった理由はわからない。


でも、僕のものを挿入してる時からなんだか嫌そうな表情をしていた。


きっと大きさのせいなのではないかと思ってる。


それ以外、見当もつかないのだ。


それにしても、あれだけ好きだと言ってくれていたのに、これほど簡単に心変わりするものだろうか。


僕は悶々と悩みながら大学生生活が幕を開けたのだった。


こうして、疑問は晴れないまま、僕の初体験は少し苦いものとなった。

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